日本人初の「独立時計師」に密着!1本1800万円の時計を作る職人技に迫る『情熱大陸』

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1月27日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)は、「独立時計師」の菊野昌宏に密着する。

「独立時計師」とは、メーカーによる分業での生産が大半を占める時計業界において、部品のネジからデザイン、組み立てに至るまでのほぼすべてを個人でやってのける時計職人のことで、独立時計師アカデミーに認められた現役職人は世界でわずか31人のみ。菊野は、ここで日本人として初めて認められたのが「独立時計師」だ。

20代で本場スイスの「独立時計師」の目に止まり、30歳の時に最年少の職人として「独立時計師」の世界に迎え入れられた菊野。枯山水や真鍮の折り鶴など日本的なデザインと心躍る精巧なメカニズムを組み上げる時計は、安いものでも1本500万円、高いものだと1800万円という値が付く。作るのは年間2本のみ。小さなネジ1つにしても指先の感覚を頼りに0.001mm単位で削って作るため、膨大な時間がかかるのだという。そんな超高級腕時計にも関わらず、国内外からオーダーが舞い込む。

番組では、約8か月にわたる菊野の時計作りに密着。自然の移ろいを微細に表現し、海外の好事家をもうならせる超一流の職人技を追った。大量生産が主流の時代に、なぜここまで手作りにこだわり続けるのか? 知られざる「独立時計師」のものづくりの世界をみつめる。

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