横浜流星、中村倫也、永山絢斗が恋のバトル!深田恭子主演『はじ恋』の見どころ

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火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系、毎週火曜22:00~)が1月15日よりスタート。本作は、隔月刊「クッキー」で連載中の持田あきによる同名コミックを実写ドラマ化。人生なにもかもうまくいかないアラサー女子・春見順子が、まったくタイプの違う3人の男性の出現により、人生のリベンジとも言える闘いを繰り広げる姿が描かれる。

主人公の順子を演じるのは、36歳にしてますます魅力を増し続けている女優・深田恭子。小さいころから英才教育を受け、高校までは常に成績トップ。東大模試でもトップと合格は間違いないと言われていたが、本番でまさかの失敗。その後は、母からも「こんなはずじゃなかったのに」と嫌味を言われ、就職、婚活もうまくいかず踏んだり蹴ったりというありさまだ。

男女ともに憧れの女性として称賛されている深田の現在の充実ぶりからは、正反対のようなキャラクターだが、物語に登場する順子の、なんとも空回りしたようなバタバタ感と、浮世離れしたような雰囲気が妙に深田とマッチする。キャラクターに自身を寄せていくよりも、深田色にしてしまう存在感は、コミック原作のキャラクターを演じるうえで、非常に強いパワーとなる。

順子をめぐる男たちも、いまが旬の俳優たちが並んだ。順子の人生を変える出会いとなったのが、髪をピンクに染め、名前と九九が書ければ合格できると揶揄されている高校に通う高校2年生・由利匡平だ。彼との出会いにより、2人で東大を目指すことになる重要な役柄だ。

演じるのは横浜流星。2014年に放送された『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)のヒカリ/トッキュウ4号で注目を集めると、昨年は4本の出演映画が公開され、今年も主演映画『愛唄 -約束のナクヒト-』の公開も控えている。物語では視聴者をドキドキさせるという立ち位置を担っているが、自身初のポジションに「気合が入っている」というように、横浜と深田の関係性が、物語の出来を左右する大きな要因となりそうだ。

匡平の教師役・山下一真役の中村倫也も、いまをときめくブレイク俳優の1人だ。本作でのキャッチフレーズは「甘く危険な男性の魅力を持つ、キチンと大人な元ヤンモテ教師」。イベントでは原作コミックで描かれている山下が、あまりにも格好良く、演じることに「腰が引けた」と笑いながら話していたが、本作では、悪いことも経験したことによる人生の酸いも甘いも噛み分けている大人の男性をクールに演じる。匡平とは師弟関係にあり、この2人の恋のバトルも必見だ。

さらに順子のいとこで、中高の同級生であり、東大卒のエリート商社マンとスペックには非の打ち所がない八雲雅史を演じるのは、永山絢斗だ。こちらは順子とは真逆で挫折を知らないパーフェクトな存在だが“恋愛には弱い”という一面もある。これまで数々の作品に出演している永山だが、ラブコメにはあまり縁がなかったようで、どんな顔を見せてくれるのか注目が集まる。

こうした3人との恋愛模様が大きな見どころの一つであることは間違いないが、もう一つ、アラサー女子・順子の人生へのリベンジということも本作の大切なテーマだ。順子、匡平ともに親からの過度な期待に対する反発心がある。それが東大受験という形で昇華されていくのだが「自分にとってなにが大切なのか」「後悔しない人生とは」という、誰もが心に抱いていることがらに向き合うきっかけを与えてくれるドラマでもあるのだ。

<あらすじ>
恋も受験も就職も失敗した32歳のアラサー女子・春見順子(深田)は、やる気も希望も何もなくクビ寸前な三流予備校で講師をする日々を送っていた。そんな彼女のもとに突然、おバカ学校のピンクの髪をしたイケメン不良高校生・由利匡平(横浜)が「俺を東大に入れてくんない?」とやって来る。

名前を書けば入れるおバカ高校の生徒が東大合格なんて、ましてや東大受験に失敗した順子が人を東大に合格させるなんて、絶対に無理! そんな中、東大出のエリート商社マンで幼馴染の従兄弟・八雲雅志(永山)が海外赴任から帰ってくるなり、順子に突然のプロポーズ!? さらに匡平の高校の担任教師が、順子と同級生で、かつて唯一順子に告白をしてきてくれた山下一真(中村)で……?

順子の気付かぬところで恋のフラグが立っている!? 匡平の東大受験という転機を迎えて、人生を取り戻し、ドキドキでキュンキュンな驚きの出来事がいくつも待ち受けていようとは思いもせずに……。いちいち残念な32歳しくじり鈍感女子は、運命の恋に巡り会うことができるのか!?

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