福山雅治と香川照之、銀行員役で9年ぶりにタッグ「テンションはすでにマックス」

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福山雅治香川照之が、4月からスタートする日曜劇場『集団左遷!!(仮)』(TBS系、毎週日曜21:00~)で共演することがわかった。2人の共演は2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』以来、9年ぶり。主演の福山は、銀行の「蒲田支店」へ支店長として赴任する片岡洋(かたおか・ひろし)を、香川は、片岡の赴任先となる「蒲田支店」の副支店長・真山徹(まやま・とおる)を演じる。

本作は、1月16日(水)に同時発売される江波戸哲夫の小説「新装版 銀行支店長」と「集団左遷」を原作に、『ROOKIES』や『南極大陸』などのいずみ吉紘が脚本を手がけるエンターテインメントドラマ。銀行という一見張り詰めた緊張感のある世界を舞台に、50歳手前の銀行員・片岡が仲間と共に巨大組織の理不尽に立ち向かう姿をコミカルかつユーモラスに、そして時にエネルギッシュに描いていく。

福山演じる片岡は、廃店が決定している「蒲田支店」へ支店長として赴任することを命じられた、どこにでもいるような“普通”のサラリーマン。上層部からは「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫。無事廃店の際には本部に戻す」という特例を受けるが、廃店になることを知らない支店員たちを前に「頑張らなくてもいい」とも言えず、部下たちの頑張りを目の当たりにして、「このままでいいのか」と思い悩んでいく。

そんな片岡と深く関わってくるのが、香川演じる蒲田支店の副支店長・真山だ。ああ言えばこう言う性格で、全てを見透かしているような、どこか掴みどころのない真山の扱いに片岡は苦労する。香川は福山について、「日曜劇場の“重厚なドラマ性”の中に、福山雅治さんがどう化学融合して、ドラマの見どころでもある“コミカルさとユーモア”を醸し出していくのか、そして、『半沢直樹』以来の銀行ものへの取り組み、さらに私自身も、約9年ぶりの福山さんとのがっぷり四つの果たし合いに、今から実に楽しみが尽きない連ドラ……テンションはマックスにすでに上がっているのである」とコメント。

一方で、福山も香川との共演を喜びつつ、自身の演じる片岡について言及。「片岡は諦めきれない男。そして“上手くやれない男”だと解釈しています。会社のため、仲間のため、取り引き先のため、家族のため、そして自分のプライドのために頑張るのですが、その頑張りが必ずしも最適解ではない。でも、台本を読ませていただき、片岡の“上手くない頑張り方”に不思議な愛おしさを感じました」と胸中を明かした。

また、演技プランについては、「誰の人生においても正解はわからないし、ひとつではない。それでも、やるしかない。上手くはない、でも諦めない。時に強気に時に弱気に、いい歳して揺れる男、片岡の強さと脆さを表現出来ればと」と説明。そして最後に、「21年振りの緑山スタジオ、9年振りの香川さん、とても楽しみです」と声を弾ませた。

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