木村文乃、堤監督に恨み節「おうち帰ってもへこんでます」中谷美紀&戸田恵梨香も愚痴『SICK’S 覇乃抄』

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木村文乃松田翔太竜雷太が13日、都内で行われた「SPEC サーガ」の3部作の一作として制作される『SICK’S 覇乃抄~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』『SICK’S 厩乃抄~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』の制作発表会見に堤幸彦監督と登場した。

2019年に20年を迎える「SPEC サーガ」の3部作として『SICK’S 恕乃抄』に続き、『SICK’S 覇乃抄』『SICK’S 厩乃抄』の制作が決定。『恕乃抄』から引き続き主人公の御厨静琉を演じる木村は、「『大変ではないですか』と声をかけられると『大変じゃないことはない』」と苦笑い。「今何やっているのって聞かれて、堤組に入ってるって言うだけで周りに『大変ね』って言われてしまうんです。松田さんがいなかったらおうち帰ってもへこんでます」とハードな毎日を送っている様子。

この日は堤監督が手掛けた『ケイゾク』の中谷美紀と『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』の戸田恵梨香からコメントが到着。中谷は長セリフを覚えるのに苦戦したといい、「ものすごく長い、3ページくらいあるようなセリフを、カメラが回った後に監督がここ変更したいって言って歩いてきて……。何回もテストを重ねた後に変更とおっしゃるので今までの努力は何だったんだろうって」とため息まじりにコメント。

戸田は『SPEC』の続編をやりたいかと問われると、「別にやりたくはないですね」と即答し、「竜さん、文乃、翔太はたぶん、堤さんに振り回され、無理矢理アドリブを言わされ、朝までの撮影を続けていると思うんですけど……」とチクリ。木村、中谷、戸田の3女優から愚痴のようなコメントが寄せられ、堤監督は「えー?」と思わず苦笑い。「俺の中ではいい思い出なんだけどな」と話して会場の笑いを誘った。

すると、松田は「堤さんが大変なんじゃなくてこの壮大なストーリーが大変」とフォロー。木村との共演については、2015年にやはり堤組で撮影した映画『イニシエーション・ラブ』を振り返りつつ、「あの頃からするとだいぶ距離が近くなったんじゃないですか」とコメント。撮影中距離があったのは木村の人見知りが原因だったといい、「今だいぶ馴染んで来た」と報告すると、木村は照れ笑いを浮かべた。

堤監督は中谷や戸田、木村の思い出話を微笑ましそうに見つめながら、「中谷さんでよく覚えているのは本番前にすごく集中される女優であったということ。わたしたちは緊張しないし、本番前にガヤガヤしていると、中谷さんはヘッドホンをしてセリフを練習していた。『静かにしてください』って」と中谷に突っ込まれたエピソードを披露。だが、本シリーズには多大な愛着があるようで「今63歳ですけど、命続く限りやりたい」と意気込んでいた。

ドラマは2019年春、動画配信サービス「Paravi」で独占配信される。

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