続々増加中の「夜ビジネス」を特集!12万点の商品を5時間で数えきる棚卸しの達人に称賛の声

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10月7日放送の『がっちりマンデー!!』(TBS系、毎週日曜7:30~)では、「儲かるよるビジネス」と題し、夜ならではの事業に注目。各企業が考え出した儲けるためのアイデアや技術を紹介した。

極楽とんぼの加藤浩次と、元TBSアナウンサーの進藤晶子がMCを務めるこの番組は、家庭での節約術から株・不動産、果ては国家レベルの経済理論まで、様々な経済情報を笑いながら楽しく学べる生活情報バラエティ。

今回は、経済評論家の森永卓郎と、タレントのミッツ・マングローブをゲストに迎え、「夜」のビジネスにクローズアップしていった。

まず登場したのは、広島県広島市の「善管」という企業。ここは日本でも珍しいエスカレーター清掃専門の会社で、社長の小林さん自らが陣頭指揮を取って、デパートや百貨店のエスカレーターの掃除を行っているという。

エスカレーターは多くの人が利用することもあり、ステップの溝などにどうしてもゴミや汚れが溜まってしまうため、定期的な掃除が欠かせないのだとか。従来はステップを一回取り外して、3日ほどかけて掃除していたが、小林社長の開発した「ウオンド」という清掃マシンによって、清掃時間をわずか6時間に短縮することに成功。夜から清掃を始めて、次の日の開店前には終わらせることが可能になった。

これまではエスカレーターの機械部分に水が入ってしまうのを避けるために、ステップを取り外して洗っていたが、「ウオンド」は水を噴出させるのと同時に、水を吸い取る機能がついており、ステップを外さなくてもステップの溝の水洗いができるようになったのだという。

現在、「善管」は年間で約200基のエスカレーター清掃を請け負っているが、日本にはまだまだ10万基のエスカレーターが存在。小林社長は、「伸びしろはありますね!」とさらなるビジネス展開に意欲を見せるのだった。

続いて登場したのは、コンビニやスーパー、ドラッグストアなどの棚卸しを専門に請け負う千葉県千葉市の「エイジス」。小売店などでは年に1度の決算のために、在庫を確定させる棚卸しをやらなければいけないが、「エイジス」はそれを一手に引き受けているという。「エイジス」の取引先の企業は約2000社で、年間の棚卸し実績は約21万店。年間で230億円もの売上を出しているのだとか。

通常、棚卸しといえば、お店を休業にして従業員総出で一斉に行うものだが、エイジスでは、閉店から朝の開店までの間に終わらせるようにしているという。実際に、あるドラッグストアの棚卸しに密着すると、専門のスタッフたちが信じられない速さで商品の数を数えていた。

彼らは商品を目で追って数えてはおらず、全体を見て形で捉えているそうで、これには加藤も「ちょっと達人の域だね」と感心。特に、入社14年目の柴田さんは、1分で約140個の商品を数えることのできる大ベテラン。なんと自宅に棚卸し用の模擬店舗を作って、日々練習に励んでいるという。結局、柴田さんを含めたわずか4人の専門スタッフで12万点もの商品の棚卸しを5時間で終わらせることに成功。通常5時間で終わらすのであれば、この4~5倍の人員が必要だという。

この驚愕の棚卸し技術にSNSも騒然。「超絶技術にのけぞる」や「棚卸しの達人技がすごすぎる」「なにあれ? 信じられない」など驚きの声が飛び出した。また、「柴田さん凄すぎ! 自宅に練習用の模擬店舗まで作るとは……!」「柴田さん、凄いの一言です」など、柴田さんへの称賛の声も相次いだ。

その他、番組では夕方から夜にかけて診療してくれる埼玉県川越市のクリニックなども紹介。最後に、夜に特化した新たなビジネスのアイデアを求められた森永は、「夜の動物園です」と提案。すでに上野動物園や天王寺動物園などで行われてはいるが、夏限定のものがほとんどだとし、「動物園は絶対夜のほうが楽しいんですよ。動物は大部分が夜行性なんです」と主張した。

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