和久井映見、西田尚美、木村多江を前に志尊淳「大人の魅力を感じてほしい」

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10月6日(土)14時から放送されるCBCテレビ製作のスペシャルドラマ『それでも恋する』(CBC・TBS系)の製作発表会見が25日、都内で行われ、主演の和久井映見をはじめ、共演者の西田尚美志尊淳木村多江、脚本の岡田惠和が登壇した。

三重県の小さな入り江の港町で共に暮らす、独身で40代後半の幼馴染の3人の女たち。そんな3人のもとにある日、突然一人旅風の若い男・渡邊空(志尊)が現れたことにより、3人のこれまでのどこかあきらめたような暮らしぶりが一変。勘違いな恋心がエスカレートしていく様がコミカルに描かれる、ちょっぴり笑えてちょっぴり痛い会話劇。

主人公の民部トモ役を演じた和久井は個性の違う女優3人での演技を振り返り、「お2人の演技がすごいですから、2人の芝居に引っ張られてしまうので、とにかくトモという人物像を自分の中にしっかりと持って演技をしないといけない、自分の軸だけはブレさせないようにって思いながら演じていました」と語った。

本作では、三重県の美しい景色も見所となっており、「初めての場所で、水が綺麗で緑が深くて、空が青くて……」と豊かな自然を紹介。「この景色を見ただけで癒される感じがある場所だなって。撮影の翌日に台風があって、撮影が待機にはなりましたけど、その時の景色の変わりようというか、いろんな自然の顔も見せてもらえました。普段はこんな顔だけど、時にはこんな顔にもなるんだなって。とても素敵な場所でした」としみじみ語った。

西田も「名古屋から三重まで下っていくと、入江が見えて、海がある景色があって、それが絵葉書のようにいい景色で、普段そこに住んでいる人はなんてことない景色かもしれないけど、遠いけどここまでこれてよかったなって思いました」と和久井に同意。木村も「ちょうど台風があったりして、自然と共存して生きているんだなと感じました。そこに住まわれる皆さんの生き方、生きざまを見れた気がして……。それがわたしたちの演じる女性像にも影響して、いいドラマにの完成に繋がった気がします」と述べたが、一方、「そばに自然があって、その綺麗さに(3人で)キャーキャー言っていたら(若い)志尊くんが引くっていうのを繰り返していました」と志尊との世代ギャップに触れる一幕も。

志尊は3人の女性の穏やかな生活をかき乱す青年役。「とにかく王子様とみられているキャラクターをしたたかさを感じさせないよう演じました」と述べ、「僕と同年代の方にも見てほしいです」とアピール。「3人がとってもチャーミングなんです。大人の魅力を感じてほしい」と話して和久井、西田、木村を喜ばせていた。

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