不発弾の閃光に包まれるすずと晴美…衝撃ラストに「辛すぎる終わり方」と悲鳴続出『この世界の片隅に』第6話

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8月19日に放送された日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系、毎週日曜21:00~)の第6話では、不発弾に気づいた北條すず(松本穂香)が義姉・黒村径子(尾野真千子)の娘・晴美(稲垣来泉)の手を引いて必死に逃げるも閃光に包まれる……という衝撃のラストにSNS上では悲鳴が相次いだ。

2007年から「漫画アクション」で連載された、こうの史代の同名漫画をドラマ化した本作。太平洋戦争下に広島・呉へ嫁いだ主人公のすずが、懸命に生きる姿が描かれている。第6話では戦争の陰が日に日に濃くなり、ついに呉も空襲に……。

昭和20年春。北條家ではこんなご時勢だからと花見が企画される。一行が公園に向かうと大勢の市民が桜を楽しんでいた。いつ空襲に遭うかわからない非常時だが、考えることは一緒らしい。義母・サン(伊藤蘭)や径子は満開の桜に心が和む。しかし、すずは人ごみの中にリン(二階堂ふみ)を見つけてしまい、逆に心乱れる。お得意と花見に来たというリン。以前、朝日遊郭を訪れた際、病に伏していた遊女にザボン(ブンタン)をあげたすず。亡くなったことを聞いてショックを受けるが、リンから形見の口紅を受け取り、「またね、リンさん」と別れる。

花見からしばらく経ったある昼間、ラジオから工場が爆撃されたというニュースが。その工場には義父の円太郎(田口トモロヲ)が勤めている。被害は軽微だと報道されているが、帰宅した周作(松坂桃李)は職場で壊滅的だと聞いたという。さらに、文官だった周作が武官になることになり、教練のため3か月ほど家に帰れないという。円太郎の安否も不明の中での突然の報告に、すずは絶句。「その後は? 戻ってこれるんですか?」と声を振り絞るすずを、「たぶん。文官から武官に肩書が変わるだけじゃ。心配いらん」となだめる周作。「この家、守り切れるかいのう」と周作は心配すると、すずは「無理! 絶対無理!!」と泣き出してしまう。

そんな中、円太郎の無事が確認され、すずと晴美は病院にお見舞いに行くが、その途中で空襲に遭ってしまう。見ず知らずの人たちと一緒に防空壕に入り難を逃れる。すずは晴美と手をつなぎ変わり果てた街を歩くと、晴美の後ろに不発弾が落ちているのを見つける。すずは「危ない! こっち!」と晴美の手をとっさに引っ張り逃げるが、その直後、2人を真っ白な閃光が包む……。

この衝撃的なラストにSNS上では、「辛すぎる終わり方だった」「これ来週絶対泣くやつやんな」「次の展開は確かに観るのがつらい。『火垂るの墓』に匹敵する」などと悲鳴にも似た声が続出。原作やアニメ映画などでストーリーをすでに知っている人も多く、「ラストシーンが悲しぎる……早く見たいけど、見たくない」「ついにこのシーンが来てしまったか。悲しすぎて号泣」などと複雑な声も多く寄せられていた。

なお、次回第7話は9月2日(日)放送。

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