有村架純の相手役に新人・岡田健史が大抜擢『中学聖日記』

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有村架純が、婚約者がいながらも中学生の教え子・黒岩晶に惹かれていく女教師・末永聖役で主演する10月期の火曜ドラマ『中学聖日記』(TBS系)。発表当初から「教え子役は誰が演じるのか?」と続報に注目が集まっていたが、この度、新人の岡田健史(おかだけんし)が抜擢された。岡田は今作が芸能界デビューとなる。

『中学聖日記』は、女性向け漫画誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載中のかわかみじゅんこの同名漫画を実写ドラマ化。片田舎の中学校を舞台に、自分を大切に想ってくれる年上の婚約者がいながらも、勤務先の学校で出会った不思議な魅力を持つ10歳年下の中学生・晶に心惹かれていく女教師・聖の“禁断の恋”を描いたヒューマンラブストーリー。

岡田が演じる晶は、担任教師の聖に初めての恋をし、婚約者がいることを知りながらも自分の気持ちをストレートにぶつけていく、ピュアで世間知らずな不思議な魅力を持った少年。主人公の相手役という大役を決めるにあたって、1年にわたりオーディションが行われたという。その中で、「純粋で良い意味で洗練されていない、今どきの子にはなかなか無い魅力があった」という理由で彼が選出された。テレビの出演経験も演技経験もない、まっさらな新人を起用したこの抜擢は異例といえる。

そんな岡田について、有村は「初めてお会いした時に目がすごく素敵で、私のことを真っ直ぐ見て下さったのがものすごく印象に残っていて。お芝居をしていても岡田さん自身の人柄というのが滲み出ている感じで、ピュアさだったり真面目な素直なものっていうのが目に表れているような気がします。初めてとは思えないくらいしっかりとこの作品や晶という役に真摯に向き合っている方で、非常に努力家で真面目な方だと思います」と語っている。一方岡田は、有村の印象について「僕が演技で悩んでいるときに一緒に考えてくださり、いつも安心させてくださるとても素敵な方だと思います」と述べた。

演技未経験のため、晶役に決まった翌日から毎日のようにレッスンを開始、演出の塚原あゆ子からもマンツーマンで演技指導を受け、この役に挑んでいる岡田は、「クランクインして1か月が経ちましたが、毎日初めてのことがたくさんあり、楽しくてやりがいのある日々です。演技をするのが初めてで自分の中に引き出しがまったくなく、自分が今まで経験したことがないことを演技で表現するのが難しいなと感じているので、これから克服していけたらと思います」とやる気を見せている。

また、「今回の役に僕を選んでくださった方々へ感謝の気持ちを持って、その期待に少しでも応えられるように、どんなことにも取り組んで誠心誠意この作品と向き合っていきたいと思います。今までの生活とは全く違う世界で、『ここってどうしたらいいんだろう』と考える時間も増えてきた中で、自分なりに一生懸命取り組んでいますので、あたたかく見守っていただけたらと思います!」とアピールした。

キラキラとした青春の日々、誰もが抱いたであろうあの頃のモヤっとした気持ち。まだ何も知らないからこそ繊細な感情を体現できる、岡田の全力投球の初演技と成長していく姿に期待が高まる。

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