歌手の布施明が、8月11日放送の『サワコの朝』（TBS系、毎週土曜7:30～）で、歌い始めた原点と知られざる秘話を告白。70歳を迎え、22年ぶりにオリジナルアルバムをリリースするなど、これからも新しい音楽を作っていきたいというパワーの源に、阿川佐和子が迫る。

17歳でレコードデビューを果たした布施は、5枚目のシングル「霧の摩周湖」がヒット。当時あまり知られていなかった北海道の摩周湖が、このヒットによって有名観光地になるなどブームとなった。

そして、27歳の時に発売した「シクラメンのかほり」が当時の音楽賞をほぼ総ナメするほどの大ヒットを記録。だが、実はその頃歌手として休業するかどうか悩んでいた時期だったといい、自分の音楽人生を大きく変えることになった名曲の知られざる秘話を語る。

「記憶の中で今もきらめく1曲」は、故・坂本九さんの「九ちゃんのズンタタッタ」を選曲。小学生の頃、近所で催された慰安コンサートでこの曲を歌う坂本さんの姿に衝撃を受けたそうで、思い出のこの曲を聴きながら当時のエピソードを明かす。

今なお、圧倒的な歌唱力と声量が魅力の布施。10代の頃からそのパワフルな歌声は聴く人々を虜にしてきたが、音楽の基礎を学んでこなかったという自分にずっと自信を持てなかったそうで……。不安とそれでも音楽を突き詰めていきたいというあくなき研究心との間を揺れ動いて来た音楽人生が明らかになる。