夫の“過去”に気づいたすずが「切なすぎる…」と心を痛める視聴者続出『この世界の片隅に』第4話

公開: 更新:

8月5日に放送された『この世界の片隅に』(TBS系、毎週日曜21:00~)の第4話では、松本穂香演じるすずが、松坂桃李演じる夫の北條周作の“過去”に気づいたシーンに、SNS上で反響が寄せられた。

戦争の足音が次第に近づいてきた昭和19年の夏、すずは段々畑から呉湾をスケッチしていたところを通りがかった憲兵からスパイ行為だと厳しく言い寄られる。憲兵のあまりの剣幕にショックで寝込んでしまったすずに、義父の円太郎(田口トモロヲ)は妊娠したのではないかと疑う。

翌日、すずは病院の帰り道に朝日遊郭を訪れる。リン(二階堂ふみ)と再会したすずは世間話に花を咲かせる。リンは首から下げた赤い袋の中から1枚の紙切れを取り出し、すずに「うちのことは全部ここに書いてある」と見せる。その紙切れにはリンの名前、遊郭の住所、血液型が書かれてあった。すずが達筆な字を褒めると、リンは「優しいお客さんが書いてくれたんよ。字を書くのが仕事じゃ言うとった」と寂しげな笑顔でほほえむ。

その後、すずは納屋の片づけをしているとリンドウを絵が描かれた茶碗を見つける。義母のサン(伊藤蘭)や義姉の径子(尾野真千子)に聞いても心当たりはない。周作が購入したものと判明し、周作の「いつかわしのお嫁さんになる人にと思ってな」という言葉にすずは嬉しそうにほほえむ。しかし、すずはリンがリンドウの絵が描かれた着物を着ていること、そして周作の机の引き出しの中から裏表紙の一部分が切り取られたノートを見つけて呆然。周作はかつてリンと愛し合っていたことに気づいてしまう……。このシーンにSNS上からは「切なすぎる」「心がギュッとなる」「全部つながった」などの反響が寄せられた。

そして、広島の黒村家に径子が置いてきた長男・久夫(大山蓮斗)がたった1人で呉の北條家までやってくる。久夫は「僕は黒村の家に残る。あの家で生きていく。お母ちゃんと晴美と別れて生きていく。そう決めた」と径子にきっぱり告げる。径子は「納得いかない」と言いながらも、息子の固い意志に「そう……」とうなづく。妹の晴美(稲垣来泉)は翌日久夫が広島に帰ると、「お兄ちゃんの取り合いしてるけど、うちは取り合いせんのんじゃね?」と号泣する。この子役たちの名演技には「久夫と晴美、泣けるー! それにしても、すごい子役を見付けてきたね! ボロ泣きが止まらない」「久夫との別れのシーンは辛かった」「涙止まらないよこのドラマ」と絶賛するコメントでSNS上は盛り上がりを見せていた。

PICK UP