吉村界人、同い年の吉岡里帆と初共演「彼女、熱い女ですよ」

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吉岡里帆主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)。7月31日の第3話は、不正受給でバイト代が全額徴収になってしまう高校生について取り上げられるが、その高校生・日下部欣也役で出演する吉村界人からコメントが到着した。

本作は、吉岡扮する新人ケースワーカーの義経えみるが、さまざまな生活保護受給者に向き合いながら成長していく姿を描いたヒューマンお仕事ドラマ。第1話では、長年、借金があると思い込んでいたせいで、前向きになれなかった受給者の阿久沢(遠藤憲一)を持ち前の熱意で説得したえみる。時が止まったかのように借金を返し続けていた阿久沢の人生を、再出発させることに成功した。

ケースワーカーとしての第一歩を踏み出したえみるが次に挑むのは“不正受給問題”。第2話では、認知症の父の介護にパート、そして2人の子育てをするシングルマザーの日下部聡美(江口のりこ)と、聡美の息子で、音楽という夢に向かって生きる欣也(吉村)が彼女の担当に。しかし、ある日、欣也が役所に申告していなかったバイトの給料が不正受給とみなされ、稼いだ60万全額を役所に返さなければならなくなってしまう。さらに、えみるの不用意な発言が、日下部家に亀裂をもたらしてしまい……という展開だった。

第3話では、欣也が家出してしまったことが判明。日下部家の状況を案じながらも、厳しく“全額徴収”を求める上司の京極(田中圭)の指示に、えみるは困惑する。先輩の半田(井浦新)から、まずは“日下部家との間に信頼関係を築くことが先決”と助言を受け、日下部家の問題を解決するために奮闘するが……。

自身が演じる欣也について、吉村は「若者の声を言いきっているキャラ。彼の言うセリフは刺さりますし、自分にも重なりました。欣也はなんかかわいそうっすね……。僕自身、『生活保護を知っているか?』とか、『どう思うか?』と質問されても答えられない。彼(欣也)だって知らなくて混乱するのは当然で、『俺、そんなに悪いことしたのかな?』というセリフが一番心に突き刺さりました。バイト代を全額徴収されなければならないくらい悪いことを俺はしたのか? と。欣也はそういう若者の声を言い切るキャラです」と述べている。

さらに吉村は、第2話の放送後に配信されたチェインストーリー#2.5にも出演。「チェインストーリーの、1人で歩いてモノローグを語るところ、撮影していて泣けました。悲しい、悔しい、両方ある。疑問もある、どういうことなんだと。僕が高校生で欣也の立場なら『ふざけんなよ』って思います。いまはちょっと大人だから説明されれば納得するんだろうけど、ティーンエイジャーだったら怒りのほうが大きいんじゃないかと思うんです」と欣也の胸の内について自身の考えを語っている。

また、主演の吉岡とは同い年で今回が初共演。「3年くらい前に僕が主演したインディーズ映画があるんですが、うれしかったのが、僕が(このドラマに)クランクインした日に吉岡さんが、『あの映画の初日の舞台挨拶に行ったよ』と話しかけてくれたこと。『吉村界人っていうすごいやつが出て来たっていうから気になって見に行ったよ』と言われてドキッとしました。僕からすれば吉岡さんはすごく売れている一流芸能人だから。でも、それから現場で会うたび毎回話すようになりました。夢のこととか、信念とか……。彼女、熱い女ですよ。いい現場に入れたなって、吉岡さんのおかげで思いました。一緒にできて本当にうれしい。歌やギターのシーンも、吉岡さんが『がんばって』って言ってくれたからがんばりました」と、吉岡との熱いエピソードを明かした。欣也とえみる、熱い2人の激突にも注目だ。

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