松本穂香、初体験に「すごくドキドキ」『この世界の片隅に』サントラが発売

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7月15日から放送がスタートした日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系、毎週日曜21:00~)で主人公のすずを演じる松本穂香が、レコーディングに初挑戦した。ドラマのオリジナル・サウンドトラックCDが8月29日(水)に発売されることが決定し、第1話で松本が歌った“わらべうた”が収録される。

ドラマは累計130万部を突破したこうの史代の同名コミックが原作。太平洋戦争真っ只中の広島県の呉を舞台に、北條家に嫁いだすずや夫の周作(松坂桃李)らのかけがえのない日常を丹念に描いていく。

ドラマの音楽を担当するのは、宮崎駿作品などでもお馴染みの久石譲で、すずの歌ったわらべうたは、久石が作曲・編曲を担当。ドラマの脚本を担当する岡田惠和が作詞を務めた。「山の向こうへ」とタイトルが付けられたこの曲を歌う松本は、レコーディング初体験。緊張しながらも、透明感のある歌声で、曲に魂を吹き込んでいった。

レコーディングを終えた松本は、「すごくドキドキしました。終わってほっとしました(笑)」と心境を明かし、「久石さんの曲と岡田さんの歌詞がとても合っていて、すずさんたちが暮らしている広島の江波や呉のちょっと昔の風景がふっと浮かぶような、優しい歌だなと思いました」とコメントした。

一方で、久石は、「“すずのやさしさ”を感じられる音楽にしたいと思い、久しぶりにメロディを中心に作っていきました。昭和の時代ですから、ちょっと日本的なものとモダンなものがうまく組み合わされるといいなと思い、そのあたりも意識しました」と裏話を披露し、「自分としてはとても満足した仕上がりになっています」と自信をのぞかせた。

松本は、ドラマについて改めて「久石さんが作ってくださった曲も、ドラマ全体の雰囲気も、とても優しく穏やかな時間が流れています。ぜひ、この歌を聞いて、ドラマもご家族揃って見ていただきたいです」とアピールした。

なお、7月22日(日)の第2話は、15分拡大スペシャルで放送。すずの子ども時代から、18歳で周作に嫁ぐまでを描写した第1話に続き、第2話では、すずの北條家での暮らしぶりが描かれる。嫁に来たことを実感しながらも、北條家での生活に馴染んでいくすずだったが、そこに義姉・径子(尾野真千子)が娘の晴美(稲垣来泉)を連れて帰ってくる。すずは径子の意見により、嫁いでわずか1か月で実家に帰ることになってしまう。

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