杏も映像美を絶賛!潜伏キリシタン関連遺産の独占映像を緊急放送

公開:

7月8日(日)の『世界遺産』(TBS系、毎週日曜18:00~)では、新しく世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の独占密着映像を緊急放送する。

6月24日から7月4日にかけてバーレーンの首都・マナマで開かれた新しい世界遺産を決定する国際会議「第42回世界遺産委員会」によって、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が正式に世界遺産に登録。これを受け、番組ではこれまで3年がかりで撮影した同地域の一部始終を放送することが決まった。

日本政府が世界遺産に推薦したときから番組では撮影を始めており、今も続くかくれキリシタンの秘儀や、潜伏キリシタンが暮らした無人島、離島に点々と建つ教会とその四季折々の姿など、貴重な映像の数々が紹介される。キリスト教が禁じられていた時期の独特な信仰の姿を今も守り続けている、かくれキリシタンによる「お水取り」という秘儀は、聖地として崇められてきた無人島の中江ノ島に船で渡り、「オラショ」という祈りの言葉を唱えながら岩から染み出る水を採るというもの。さらに、この水を祈祷し、「魂入れ」という儀式を行うことで、水は聖水となる。

番組撮影班は、平戸市生月町壱部集落のかくれキリシタングループが最近行った「お水取り」に独占密着。さらに、17年ぶりに行われたという「魂入れ」の儀式を日本のテレビとして初めて映像に納めることに成功した。また、潜伏キリシタンの里といわれる平戸の春日集落では、今も祀られているキリシタンの祈りの道具や、外海地区に残るキリシタンの墓なども撮影。墓は禁教期のもので、たくさんの小石で十字架を作り、祈りが終わると小石をくずし、キリシタンの墓だとはわからないように工夫がされていた。

さらに、禁教が解けた後にキリシタンたちが建てた、和風の木造瓦葺や石造りの小さな教会が残る五島列島の離島にも上陸。当時の痕跡を追った。同時に、今年3月に行われた「信徒発見ミサ」の様子も放送。このミサは、幕末に長崎の大浦天主堂を訪れた潜伏キリシタンたちが、外国人宣教師に自らがキリシタンであることを告白したことがきっかけになっているもので、番組では幕末に大浦天主堂を訪れた潜伏キリシタンの子孫にもインタビューを行っている。そして、数々の貴重な映像を紹介するナレーションにも注目。昨年の10月から番組のナレーションを務める女優のが、今回初めて、新しく登録された世界遺産について触れることになる。

杏は、「すでに登録された世界遺産のナレーションはいくつもさせてもらっていたのですが、登録のニュースをリアルタイムで見て、それをナレーションさせていただけるのはうれしいです」とコメント。さらに、「かつて通っていた小学校がキリスト教で、課外授業で長崎の平戸や市内を巡ったことがあり、また仕事でも長崎にはご縁があり、そのたびに市内や史跡も巡り、歴史の本なども読んでいました」と、自身と新しい世界遺産との関わりも明かした。

杏は、「ナレーションをしていて、見たことのない素晴らしい景色に心奪われそうになりました」とその映像美を絶賛。「自分の足ですべてを巡るのはとても大変ですし、空撮など自力では見ることができない貴重な映像が満載ですので、新しい発見ができます。ぜひ、老若男女問わず、見ていただきたいです」とアピールした。

PICK UP