陸上短距離・元“最速女王”福島千里、日本選手権で「完全復活」なるか?

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女子短距離選手の福島千里が、6月24日(日)23時15分放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)に出演する。

陸上女子100メートル・200メートルの日本記録を持つ“最速女王”として北京・ロンドン・リオと3大会連続五輪出場を果たし、長年日本のスプリント界に君臨してきた福島。さらなる飛躍を目指して昨年プロへ転向するも、ふくらはぎの痙攣により途中棄権や敗退が続き、昨季は2008年北京五輪以来、初めて自身の世界大会への出場権を逃した。

現在29歳の福島は、「今までで一番苦しいシーズン」と語っていたが、その頭に「引退」の文字はなかったという。「私はまだ走れる、もっと速く走れる。だがそのためにどうすれば……」そんな時に出会ったのが、男子100メートル歴代2位10秒00の記録を持つ山縣亮太選手と、トレーニングコーチの仲田健氏だった。2人と練習を共にする中で復活への確かな手ごたえを感じた福島は今年1月、山縣の所属するセイコーに加入。故郷の北海道を離れて、拠点を東京に移した。

番組では、新天地で新たな生活を始めた福島に密着。4月の国内初戦では、得意のスタートダッシュから他の選手を一気に引き離して久しぶりに優勝を勝ち取った。「まずは今年の日本選手権で優勝、アジア大会で金、そして日本記録の更新。その先に2020年の東京五輪を目指す」と力強く語る福島。放送前日に予定されている日本選手権で優勝し「完全復活」の狼煙を見事上げることが出来るのだろうか? 彼女が100mの日本記録を出したのは8年前。間もなく30歳を迎えようとしている“女王”の今をカメラが追う。

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