二階堂ふみ、日曜劇場『この世界の片隅に』で遊女役!村上虹郎、宮本信子らも出演

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松本穂香松坂桃李が夫婦を演じることで話題の新ドラマ『この世界の片隅に』(TBS系、7月スタート、毎週日曜21:00~)に、二階堂ふみ村上虹郎宮本信子仙道敦子ドロンズ石本木野花塩見三省新井美羽稲垣来泉といった豪華キャストの出演が決定した。

本作は、こうの史代の累計120万部を突破した同名コミックが原作で、太平洋戦争中の軍港都市・呉を舞台に、北條周作(松坂)と結婚したすず(松本)の、かけがえのない日常を丁寧に描いていく。松本、松坂のほか、尾野真千子、田口トモロヲ、伊藤蘭、伊藤沙莉、土村芳、久保田紗友が出演する。

二階堂が演じるのは、呉にある朝日遊郭の遊女で、すずの良き友人となる白木リン。買い物帰りに遊郭に迷い込んだすずと偶然知り合い、奇妙な友情を育むことになる、原作でも人気の高いキャラクターで物語のキーパーソンだ。二階堂は「生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私達と同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたら」とコメント。

また、時代劇初挑戦となる村上が演じるのは、すずの幼馴染で、初恋の相手である水原哲。すずとは互いに淡い恋心を抱きながらも、亡くなった兄の遺志を継いで海軍兵学校に入隊した。その後、周作と結婚したすずのもとへ、哲が再び現れる。村上は「都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で観ることができました。劇中で幾度と鳴る空襲警報に子どもが『警報飽きた〜』と言うんです。その言葉がずっと脳裏に残っています。こんな素晴らしい作品を、実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとても嬉しいです。ご期待ください」とコメント。

さらに宮本が演じるのは、幼い頃から孫のすずを温かく見守り、不器用なすずの優しさを誰よりも理解している祖母・森田イト。宮本は「この作品は以前から素晴らしい物語だと思っていました。今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。イトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活かしていきたいです。松本さんとは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。お客様がどのように感じてくださるか楽しみです」と語っている。

そのほか、すずの母・浦野キセノ役には、連続ドラマ出演は『徹底的に愛は…』(1993年・TBS系)以来25年ぶりとなる仙道敦子が決定。また、すずの父・浦野十郎役はドロンズ石本が、北條家の隣人家族の母で、主婦仲間のリーダー的存在である刈谷タキ役を木野花が、隣人家族の祖父・堂本安次郎役を塩見三省がそれぞれ演じる。また、幼少期のすずを演じるのは新井美羽が、径子の娘・晴美には稲垣来泉が決定している。

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