幻の大陸ジーランディアが衛星写真により発見!実はペンギン誕生の地だった?

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6月2日放送の『世界ふしぎ発見!』(TBS系、毎週土曜21:00~)では、「失われた大陸 ジーランディアの謎」と題して、宇宙から撮影した衛星写真がきっかけで海底に沈んでいることが明らかになった幻の大陸・ジーランディアのふしぎを紹介する。

ジーランディアは日本の13倍もの面積があり、およそ2500万年前にほとんどが海に沈んだと考えられている。ミステリーハンター・白石みきは、ジーランディアの痕跡を求めて、地質学者のハミッシュ・キャンベル博士と共にニュージーランドの南島最南端の海岸を訪れる。

そこで見られるごつごつした石は木の化石。ここにはおよそ1億7千万年前には緑生い茂る豊かな森があったと博士は語る。植物の花粉の化石も発見されており、同じ仲間の植物がニューカレドニアに残っていることが分かった。

ニューカレドニアの鬱蒼とした森に生息する動植物の76%は固有種で、ジーランディアの名残を見ることができる。ここに生息する「タカヘ」と「プケコ」というよく似た鳥は同じ先祖をもつが、タカヘは飛ぶことができず、プケコは普通に飛ぶことができる。2つの鳥類の進化の過程を精しく調べると、ジーランディアで生息していた生物の様子を伺い知ることができるという。

また、現在は世界に18種類ほどが生息するペンギンも、実はジーランディアで誕生したのでは、と考えられるようになった。番組では、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画『皇帝ペンギン』の続編、映画『皇帝ペンギン ただいま』(8月25日より公開)の映像も交えて解説する。その他にも、様々な角度から海に沈んだ大陸の痕跡を探っていく。

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