7月から放送される新ドラマ『この世界の片隅に』(TBS系、毎週日曜21:00~)のキャスト発表会が緑山スタジオで行われ、松本穂香が主人公の北條すずを、松坂桃李がすずの夫・北條周作を演じることがわかった。

本作は、こうの史代の累計120万部を突破した同名コミックが原作で、太平洋戦争中の軍港都市・呉を舞台に、北條家に嫁いだすずのかけがえのない日常を丁寧に描いていく。

オーディションで3,000人の中から選ばれた松本は「嬉しいという感情よりもポカンという感じ。信じられない気持ちでいっぱいだったんですが、オーディションの時点からすずさんという役をもっと知りたいし、本当にやるんだという気持ちで受けさせていただいていたので、すずさんになれるんだという嬉しさがあとからじわじわと大きくなってきました」と、選ばれたときの様子を回想。そして、「ドラマを見た方、それぞれの何か大切なものを考えるきっかけになれば。戦時中のお話ということで、正直大変なこともあるかなとは思うんですけど、すずさんのように明るく前向きに、精一杯楽しんで最後まで頑張りたいです」と、撮影に向けての思いを語った。

一方、松坂は「この時代のものを、戦争を知らない僕らの世代がやることの意味は大事だなと。しっかりと、この世代でしか伝えられないことを、この時代にちゃんと生きて伝えていきたい」とあいさつ。そして、「すずさんの夫役ということで、しっかりと寄り添いながら、支えながら、小さい幸せをたくさん築きあげていきながら、生きていけたらなと思います」と続けた。

そして撮影にあたり、昭和19年頃の雰囲気を再現するために、当時から呉市にある古民家を緑山スタジオへ移築。この日、初めてその古民家を目の当たりにした松坂は「すごかったです。再現度といいますか、原作の家の作りだったり、木の植え方だったり」と、その迫力に驚き、松本も、「オープンセットというものを初めて見たんですけど。本当に家。住める家です」と感激していた。

また、この日はスタッフや他のキャスト陣も発表になった。脚本を『ひよっこ』や『ちゅらさん』の岡田惠和が、演出を『逃げるは恥だが役に立つ』や『重版出来!』の土井裕泰が担当、そして音楽は宮崎駿作品や北野武作品でもお馴染みの久石譲が手がけることになった。

豪華スタッフの集結に、松坂は、「岡田さんとは6年ぶり、土井さんとは7年ぶりで、本当にお久しぶりで、どちらの方もすごくお世話になっていて、お2人とも好きな脚本家で、監督です」と明かし、「このタイミングで呼ばれてご一緒するのは嬉しいことなんですけど、プレッシャーも感じながら、良い緊張感でこの作品を届けていきたいと思います」と決意を新たにした。

さらに、ある事情で嫁ぎ先から北條家に出戻ってきた周作の姉・黒村径子を尾野真千子が、周作と径子の父・円太郎を田口トモロヲが、同じく母・サンを伊藤蘭が演じることが決定。また、ドラマオリジナルキャラクターとして、北條家の隣に住む刈谷幸子を伊藤沙莉が、同じく北條家の近くに住む主婦の堂本志野を土村芳が演じる。そして、すずの妹・浦野すみには、若手女優の久保田紗友が抜擢された。

これを受けて松本は、「まだまだ経験がない中で、素晴らしい方たちとやらせていただくのは、どんなことが起こるんだろうとワクワクします。たぶん全然知らないことが起こるんだろうし、知らないものがたくさん見られるんだろうなと思う」と声を弾ませ、「うまくやろうとせずに、その場で皆さんのお芝居を受けて、感じたことを大事に頑張りたい」と意気込んだ。

清野菜名と横浜流星がW出演を務める2020年1月12日スタートの日曜ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の追加キャストが発表。山口紗弥加、山崎樹範、吉田美月喜、中田圭祐、祷キララら、5人の出演が決定した。

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