二宮和也の外科医役『ブラックペアン』原作者が太鼓判「予想は遙かに超えていた」

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嵐の二宮和也主演で、4月22日にスタートする日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系、毎週日曜21:00~、※初回は25分拡大)の撮影現場を、原作者の海堂尊氏が訪問し、二宮や竹内涼真葵わかな小泉孝太郎らが一堂に会した手術シーンを見学した。

本作は、日本の医療問題を、エンターテインメントを通して提起し続けてきた海堂氏による、シリーズ累計115万部を突破した小説「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)のドラマ化。傲慢な性格と言動で周囲との軋轢を常に生み、「患者を生かし、医者を殺す」と評される孤高の天才外科医・渡海征司郎(二宮)が、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、新技術導入を巡る様々な不正や隠された過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメント作品だ。二宮をはじめ、竹内、葵、倍賞美津子、加藤綾子、加藤浩次、市川猿之助、小泉、内野聖陽ら豪華出演者が決定し、話題を呼んでいる。

スタジオに建てられた本物さながらの手術室セットや、出演者やスタッフの動きを熱心に見ていた海堂氏。医師でもある原作者の訪問に、出演者・スタッフが緊張する場面も見られたが、海堂氏は穏やかに頷きながら収録を見学。原作について「10年前の執筆時に、その20年前を描いた作品」と前置きしながら、「撮影を拝見していると“物語が現代に甦った”という感じがしてワクワクしました。原作の舞台は1998年と今から30年前なので、医療を取り巻く環境はかなり違う。でも医療の本質は変わらない部分も多い。そういう部分もすべてひっくるめて、新たな傑作を生み出していただけそうだ、という気持ちがしています」とドラマに期待を寄せた。

また、二宮について「一流の外科医というのは、危機的な状況に直面しても、どこか肩の力が抜けたような余裕を漂わせているものです。二宮さんにはそうした感じがよく出ていて(たぶん地じゃないかと思える部分もありましたが・笑)、素晴らしい外科医像を作り出してくださると思います。とにかく、予想は遙かに超えていました。もちろん多少のリップサービスはありますけど(笑)」とユーモアを交えながら絶賛。

さらに「渡海と高階(小泉孝太郎)の手術室での対決シーンが、今後も軸になると思います。今日拝見した第2話が、前半の一つの山場でしょう。手術シーンの緊迫感や臨場感も含め、素晴らしい作品になるという予感が、確信に変わりました」と見どころを語った。

見学後には「自作の映像化とは思えない部分もあり、ワクワクして拝見しました」と満足そうに述べたほか、二宮らと固い握手を交わし、ドラマの成功を確信した様子でスタジオを後にした。二宮は「考えていたよりも穏やかに話をする方」と初対面である海堂氏の印象を話していた。

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