渡辺麻友、AKB48卒業後初のドラマ出演で唐沢寿明、渡部篤郎、及川光博と共演

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元AKB48の渡辺麻友が、女優として本格始動。4月2日(月)20時より3時間にわたって放送される、唐沢寿明主演の『ドラマ特別企画「がん消滅の罠」~完全寛解の謎~』(TBS系)にて、グループ卒業後初のドラマ出演を果たすことがわかった。

本作は、第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2017年1月に単行本が発売され話題となった、岩木一麻による小説「がん消滅の罠~完全寛解の謎」のドラマ化。今日の医学の進歩により、がんは共に生きる時代となっており、日常生活を送りながら長期間の延命が可能な病と言われるまでになってきた。そんながんの「寛解」が操作される時代になったという大胆な物語が展開される。

日本最高峰のがん医療を提供する日本がんセンターの呼吸器内科医・夏目典明(唐沢)は、ある日手の施しようのない末期がん患者を担当することに。しかし、患者が生命保険金の生前給付を受け取った直後、がんが「完全寛解」するという出来事に次々と直面。連続して起こるがん消滅は奇跡なのか陰謀なのか? 夏目の高校時代の同級生で、同じく日本がんセンターで働く変わり者の研究医・羽島悠馬(渡部篤郎)と、夏目・羽島と高校時代からの同級生で、保険会社に勤務する森川雄一(及川光博)と共に、自らの担当患者が完全寛解した謎に挑む。

渡辺が演じるのは、森川の部下・水島瑠璃子役。リビングニーズ特約(医師から余命6か月以内の宣告を受けた時、契約している死亡保険の一部を生前に受け取れる特約)で、夏目の患者が生前給付を受けた案件に不正の可能性があると判断し、調査を進めるきっかけを作る重要な役どころだ。余命宣告をした医師が夏目であると知って「問題ないだろう」と判断する森川に対し「なぜ言い切れるのか?」「女の勘!」ときっぱり述べる、仕事に一生懸命で真面目な女性だ。このほか、手塚とおる、加藤虎ノ介、勝野洋など豪華キャストの出演も決定した。

渡辺は「医療系作品ということで、肺腺がん患者、リビングニーズ特約、生前給付金、完全寛解等々、今まで私が生きてきて、ただの一度も発したことがない単語や説明台詞の多い役に大変苦労しました。瑠璃子は、生命保険会社調査部で社会人4年目くらい、お仕事にも慣れてきて楽しくなってきている頃という設定でしたので、そのような人物像も意識し演じるよう心がけました」と役作りについて語る。

また、クランクインは、唐沢、渡部、及川と4人でいるシーンで、「テレビでよく観る方たちがいる……そこに私が混ざっている……、何だろうこの状況は!?」と、とても緊張していたようだが「いや、これはとても光栄なこと、こんな機会はなかなか訪れないし、たくさん学ばせていただこう」と気持ちを切り替え、緊張を乗り越えたという。最後に「瑠璃子が調査部で不正を暴こうと鋭い観察をする、唐沢さんに厳しく追及するなど、今までにない演技にも挑戦しています。切れ者になりきれているかどうか、ぜひ楽しんで見ていただけたら」とメッセージを寄せている。

倉貫健二郎プロデューサーは「渡辺さんの、真面目でお仕事に真摯に取り組む姿が瑠璃子と重なり、今回の役をお願いしました。ベテラン勢の中、意志が強く、切れ者の瑠璃子をフレッシュに演じてくださっています。新しい渡辺さんの魅力が出ていると思いますので、ぜひご期待ください!」と語っている。

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