井ノ原快彦、無重力を体験し「宇宙飛行士の大変さを想像できた」と感動

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世界で初めてジャーナリストを宇宙に派遣したTBSが、宇宙特番『池上彰と宇宙の旅2018』を3月28日(水)20時より2時間にわたって放送する。

アメリカは月を足掛かりに火星探査を計画、中国は原子力スペースシャトル開発を目指し、ロシアは新たな宇宙ステーション計画を発表、さらに海外の民間企業による宇宙開発が軌道に乗りつつあるなど、世界の目が宇宙に向けられているこの時代。国家から民間へ、誰もが宇宙に関わることができる現代、人々は宇宙のことをどれだけ知っているだろうか。番組では、実は私たちの身の回りの事と繋がっている“宇宙”についての疑問に、解説、潜入取材、大実験を通して答えていく。

MCを務めるのは、ニュース解説のわかりやすさでは右に出る者のいない池上彰と、ドラマ、バラエティはもちろん、キャスターとしても活躍する井ノ原快彦。さらに、特別ゲストとして日本人初の宇宙飛行士である毛利衛を迎える。

今回は、「ブラックホールに落ちるとどうなるの?」「宇宙飛行士ってどんな仕事?」など、宇宙に関する素朴な疑問を池上が徹底解説するほか、天気予報やGPSといった、我々の生活に身近なもので宇宙に関係するものが普及した陰に潜んでいた事実を、再現ドラマや貴重映像で解説。また、宇宙の最前線であるロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターや、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で取材を敢行。そこで行われている訓練、宇宙船の打ち上げの様子、宇宙服の実態などに迫る。さらに、約50年前に行われたアポロ11号の月面着陸についての膨大な映像をNASAで発掘。彼らが月から持ち帰ったものとは? 宇宙開発のベンチャー企業・ispaceの挑戦にも迫る。

また、毛利宇宙飛行士が体感した宇宙を、池上との対談と貴重映像で描く。宇宙への夢を抱き続けた彼が宇宙という場所にたどり着いた時、感じたものとは? さらに、なぜ今“宇宙”を目指すのか? 宇宙に出て初めて知ることができる、地球の未来と私たち人類の生きる道とは?

さらに、日本人初の宇宙特派員で、毛利宇宙飛行士より一足先にソ連・ソユーズによって宇宙へ行ったTBS特派員の秋山豊寛が、日本人の宇宙への最初の一歩を、TBSにしかない秘蔵オリジナル映像を交えて解説する。

そして今回は、「そもそも無重力とは?」という疑問に、井ノ原が体当たり実験。短時間無重力状態を作り出すパラボリックフライト航空機に搭乗し無重力を体験する。実験を終えた井ノ原は「すごい世界を体験させていただきました。宇宙飛行士の方の宇宙ステーションからの中継を見ても、なんとなく現実味がありませんでしたが、この無重力体験で、宇宙飛行士の大変さをちょっと想像できるようになりました。一方で地球の重力、ちょうどいい重力があるから人間がここまで発展してこられたんだと思えるようにもなりました」とコメント。続けて「遠い話と思いがちな“宇宙”が意外に私たちの身近なモノに関係していたり、自分が“宇宙”に行ける時代がもうすぐやって来るかもしれない。宇宙開発が進む今、“宇宙”は夢やSFの世界から、私たちの手の届くものになりつつあるのかもしれません。子どもの頃、宇宙に憧れていたあの“わくわく”した感じが蘇ってきました。この番組は子どもたちに是非見て欲しいですが、池上さんに語っていただければ、あらゆる世代の人が興味を持って“宇宙”を知ることができると思います。科学技術が進んだ現代、何が起きるか分かりませんが、皆さん想像力を膨らませて見ていただけたら」と語る。

池上は「地上で続く紛争と戦争。憎しみにいがみ合い。でも、空を見上げると、宇宙は広い。地球上のことなど、ちっぽけなこと。みんながそんな気持ちを持ってくれれば。私は子どもの頃から宇宙に憧れてきました。未知の世界を探検すると、人間の矮小さと共に偉大さにも気づく。それが宇宙開発。番組にご期待ください」とコメントしている。

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