二宮和也主演『ブラックペアン』に竹内涼真、葵わかな、内野聖陽ら出演

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嵐の二宮和也が初の外科医役を演じることで話題の新ドラマ『ブラックペアン』(TBS系、4月スタート、毎週日曜21:00~)に、竹内涼真葵わかな倍賞美津子小泉孝太郎内野聖陽といった豪華俳優陣の出演が決定した。

本作は、日本の医療問題を、エンターテインメントを通して提起し続けてきた海堂尊による、シリーズ累計115万部を突破した小説「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)のドラマ化。傲慢な性格と言動で周囲との軋轢を常に生んでおり、「患者を生かし、医者を殺す」と評される孤高の天才外科医・渡海征司郎(二宮)が、突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプを巡る疑惑をきっかけに、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、新技術導入を巡る様々な不正や隠された過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメント作品だ。

日曜劇場『陸王』をはじめとするドラマや映画で2017年に大躍進を遂げ、今年も大注目されている竹内は、東城大学医学部付属病院の研修医一年目の世良雅志(せら・まさし)役に決定。常識外れの渡海の言動に翻弄され反発する一方で、自分の非力さを痛感し、医師として成長していく男を演じる。

また、現在放送中のNHK連続テレビ小説『わろてんか』で主役を演じており、本作が朝ドラ後初のドラマ出演となる葵は、手術室の看護師・花房美和(はなぶさ・みわ)役。手術での器械出しを担当しはじめたばかりの新人で、渡海が手術で見せた手技に圧倒され、とっつきにくい渡海を徐々に理解していく。

そして原作には描かれないオリジナルキャラクターで、渡海の母・渡海春江(とかい・はるえ)役には倍賞が決定。外科医としてのプライドから組織や医療業界との闘いに身を投じていく渡海が唯一心を許せるのが、春江だ。倍賞と二宮は、映画『大奥』(2010年)でも母子を演じており、今回は二度目の共演。渡海の人間らしさが垣間見える母子のシーンに期待が高まる。

一方、手術用最新医療器具・スナイプを持ち込み、渡海と対立する新任エリート講師・高階権太(たかしな・ごんた)役を演じるのは小泉だ。東の名門・帝華大学病院出身で、マサチューセッツ医科大学に留学していたという華麗な経歴の持ち主で、スナイプを「外科医の腕を全く必要としない」と豪語し、東城大学医学部付属病院や医療業界を巻き込む騒動の火蓋を切る。高階が医療の歴史を変える存在となるか、それとも裏の顔を見せるのか。

そして、東城大学医学部付属病院総合外科学教室・通称「佐伯外科」のトップに君臨する佐伯清剛(さえき・せいごう)教授を演じるのは内野。日本屈指の腕を持つ心臓外科医で、“神の手”を持つ佐伯の手術を受けるために、全国から患者が集まる。技術重視の佐伯が手術の際に“ブラックペアン”を使うのにはある理由があり、渡海との因縁やスナイプを強引に推進する高階との軋轢が描かれていく。竹内らのコメントは以下の通り。

<竹内涼真>
実は「医療ドラマに出演したい!」と密かに思っていたので、願いが叶いとても嬉しく思います。撮影に向けた準備で、実際に心臓外科医として活躍されている先生の指導やお話に触れたり、手術映像を拝見したりしたのですが、これまで見たことのない新しい世界があり、その中にこれから飛び込むんだと思うと気持ちが高まりました。それと同時に、命を扱うという重みや責任感が自分の中でも少しずつ大きくなっている気がしています。世良は研修医のため、右も左もわからないところから始まります。まだ青いけど一所懸命で真っ直ぐな世良と同様に、僕も精一杯頑張りたいと思います。

<葵わかな>
お話を読んだ時に、命を扱うお医者さんにも色々な種類があるんだと思ったのを覚えています。命や医療を思う人々の、理想や思想がぶつかり合うすごく熱のあるお話だと感じました。こういった独自の世界がある職業の役をやらせていただくのが初めてなので、とてもワクワクしています。今の自分からはわからないことも多いですが、オペナースを志した美和というキャラクターと一緒に、知識も心も成長しながら、彼女にしかない熱を乗せて行けるよう頑張りたいです。二宮さんをはじめとする皆さんとご一緒させていただくのもすごく楽しみです。この作品を通して、医療界の模様をドラマチックに感じていただけるよう努めたいです。

<小泉孝太郎>
このチームとご一緒するのは『下町ロケット』以来ですが、このチームが持つ熱量あふれる現場に戻ってこられて嬉しいです。原作を読んで、例えば病院に通院するだけでは見られない、医者の深い部分まで描かれている作品だと感じました。そのような世界を演じられるのは役者として嬉しい限りですし、おそらく医者の人間臭いところなども多々出てくると思うので、そのような人間模様が見どころなのではないでしょうか。自分も高階という人間の悩みや葛藤を精一杯表現していきますので、是非ご覧いただければと思います。

<内野聖陽>
台本を読んで、“先進医療技術”VS“外科医の手技”の戦いの話だなと思いました。人工知能に始まって、自動制御の車やらあらゆるものが人間の力に取って代わろうとするかのような時代に、この作品が投げかけるものは大きいのかなと思います。もちろん、外科医ものに大事なスリリングさや、天才外科医の過激な物言いが痛快に思えるエンターテインメントとしての楽しさもふんだんにある本だなとも思いました。佐伯教授は、世界最高の、神の手をもつ外科医です。このあり得ないようなスーパーキャラクターをいかに成立させ、観ている方々に納得して楽しんでいただけるか、私自身の挑戦です。二宮くん演ずる天才外科医と緊迫感のある距離感を保って4か月を駆け抜けたいと思っております。

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