アンコールワット近くのごみ山で働く子ども達…貧困問題に取り組む日本人に密着

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バナナペーパーデザイナーの山勢拓弥(24歳)が、2月4日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)に出演する。

世界遺産のアンコールワットで知られ、毎年多くの観光客が訪れるカンボジアの一大都市・シェムリアップ。ここの中心地からほど近い小さな村に、実は巨大なごみ山があるのだ。

ごみ焼却施設のないカンボジアでは、毎日シェムリアップから出るごみがこの村に廃棄される。村人たちの中には、集めたビンや缶を売って生計を立てる人も多く、割れたガラスや注射針など危険物が散乱し悪臭漂う劣悪な環境の中、幼い子どもたちも親と共にごみを集めているのが現状だ。

19歳の時に旅行で偶然この村を訪れた山勢は、その光景に強い衝撃を受け「子どもたちがごみ山で働かなくて良いシステムを作りたい」と、5年前に村人たちの雇用創成と生活水準の向上を目的とした団体を設立した。現地に自生するバナナの木の繊維から紙を作る“バナナペーパー”事業と、授業料無料の日本語学校を運営し、現地で奮闘を続けている。

番組では、異国の地で驚くようなスピードと行動力で次々とニッチなアイデアを実現する彼に密着。理想と現実のギャップにもがきながらも、現地の人々を巻き込んで貧困という社会問題に挑む姿を追った。

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