吉岡里帆演じるオドオド女子に視聴者共感「気持ち痛いほどわかる」

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『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『あなたのことはそれほど』など、ヒット作を連発しているTBS「火曜ドラマ」枠の新作『きみが心に棲みついた』(毎週火曜22:00~)が、1月16日にスタート。主人公・今日子(通称:キョドコ)の挙動不審ぶりが、早くもネット上で注目を集めている。

本作は、下着メーカーに勤めている今日子(吉岡里帆)が、厳しさの中にも優しさが溢れる漫画編集者・吉崎(桐谷健太)と、爽やかな顔の裏に冷酷さを隠し持つ大学時代の先輩・星名(向井理)の間で揺れ動く三角関係を描いたラブストーリー。

自己評価が極めて低く、いつもオドオドしてしまう今日子。大学時代、先輩・星名に依存していた過去があり、今でも彼を忘れられないでいる27歳だ。星名は一見スマートで優しい男だが、実は裏の顔があり、当時、今日子に度を越えた冷酷な命令を下し精神的に支配していた。

そんな今日子は、自分を変えようと参加した合コンで、挙動不審ぶりと強引さをフルに発揮する。自然体かつ面白く振る舞おうとするあまり、「人見知りでテンパってすぐ挙動不審になるので、学生時代はキョドコと呼ばれていました!」と自虐的に自己紹介。シーンとした雰囲気に焦り、「きょ、挙動不審の……キョドコでーす!」とふざけてみせ、皿やグラスをひっくり返すというハプニングを起こし、「すみません、すみません……」と自己嫌悪。「やっぱりいつも通り。合コンなんて私には……。ハードル高すぎた……後は気配を絶って透明人間になりきれば」と落ち込むのだった。

さらに、合コン中にもかかわらず「男なら誰でもいいんです!」という発言をし、その場にいた吉崎に諭される始末。挙句の果てに、途中で帰った吉崎を追いかけ、自分を変えてくれる人だと思い込み、「私と付き合って下さい!」と突然掴みかかって告白。危機を感じて走り出した吉崎を猛ダッシュで追いかけて、突き飛ばされてしまうという有様だった。ネット上では「本当怖いけど面白い」「この積極性発揮できる人は人見知りじゃない(笑)」「やばい……つらい……w」などと、視聴者がざわついていた。

その後も、街で偶然会った吉崎に再度連絡先を聞くが玉砕。後日、携帯電話の番号を変えた今日子は、番号を伝えるために吉崎の会社に突撃。続いて、吉崎が担当している漫画を読んで、吉崎の会社に感想の手紙を送るという大胆行動に出る。そんな努力(?)が実ってか、めでたくメールアドレスを教えてもらった今日子は、何十通もメールを乱発してしまい、吉崎をさらに驚かせていた。

一方、星名の冷酷ぶりも見どころの一つで、第1話にして今日子が星名に言葉で甚振られるシーンが何度も登場。大学時代の回想シーンでは、星名に言われるがまま、今日子が大学時代の男友達の前でストリップするという辱めを受け、その後「人前で簡単に脱ぐ女と付き合うほどバカじゃない」と言い捨てられてしまう悲惨な過去が描かれた。

このジェットコースターのような展開に、「共感部分多くて頑張ろって思った」「言いたいことも言えなくて云々のところは強く共感して、観てるのが辛かった」「共感性羞恥がこんなに高まるドラマ初めて」「キョドコを演れるのは吉岡里帆ちゃんしかいない」「頑張ろうとしてるから応援してる」「気持ちが痛い程分かる」などと、共感の声が続々と上がっていた。

「私なんか」「どうせ」を連発し、周囲を困惑させる今日子。第2話では、今日子が会社の新プロジェクトチームに抜擢されるも、そこに星名がいるという不安いっぱいのエピソードが描かれる。

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