“YOSHIKIの世界”で語られたX JAPAN秘話「Toshlをぶん殴ろうかと」

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1月9日に放送された『マツコの知らない世界SP』(TBS系、毎週火曜21:00~)にて、「YOSHIKIの世界」を特集。X JAPANのリーダー・YOSHIKI本人が出演し、同バンドの知られざる秘話を語った。

1990年代、圧倒的な人気を誇りロック界の頂点に上り詰めたX JAPAN。これまで東京ドームでライブを18回行い全てソールドアウト、現在も注目を集め続けているビジュアル系バンドだ。2016年と昨年の『NHK紅白歌合戦』にも出演した。

まずは、自称“YOSHIKI以上にYOSHIKIを知る女性”としてファンのさかいさんが出演。彼女がYOSHIKIの魅力をマツコにプレゼンしようとするところに、サプライズゲストとしてYOSHIKIが登場した。

彼の歴史を振り返る中で、1997年に起こった“幼なじみであるToshlの脱退とバンドの解散”について触れるさかいさん。YOSHIKIは「バンドメンバーである以前に友だち・家族だったので……父親を失った時くらいのインパクトはありましたね」と振り返った。MCのマツコ・デラックスは「傍から見ても絶望的だと思いました」と語ると「“一生会わないんだな”って。X JAPANというドアを完全に閉めて“この扉を一生開けない……開けたくない”って思っていました」と述懐した。

しかし解散発表後、言葉を交わすことがなかったYOSHIKIとToshlだったが、解散ライブで抱き合うシーンがあった。このことについては「あの時は怒りの方が強かった。Toshlをぶん殴ってやろうかと思っていたんです。でも、目の前に現れたのは幼なじみのToshlだったので」と明かした。

ここでマツコは「どういうタイミングで再会できたんですか?」と質問する。YOSHIKIは「Toshlから聞いた話なんですけど、彼を洗脳していたリーダーの人が“X JAPANを再結成しなさい。そうすることでもっとお金を貢ぎなさい”ということで僕に10年振りに連絡してきたんです」と回答。続けて「少し普通じゃないことは分かっていたんですけど、東京ドームなどで演奏することで昔の感覚が戻るかもしれない……」と再結成に至るまでの経緯を語った。洗脳については一緒にバンドをやり始めたことで徐々に解かれていったそう。

また、YOSHIKIは1998年に亡くなったメンバーのHIDEさんについても言及。当時の状況について「当時ロサンゼルスにいたので、彼が亡くなって日本に帰ったんですけど、ファンの方が混乱してしまいまして……後追い自殺が起こっていたんですね。そこで“皆さんしっかりしてください”と記者会見を何度も開いたんです」と振り返った。

彼のために制作した楽曲「Without You」については「(HIDEの死が受け入れられず)ロサンゼルスの自宅で家から出られない状況になってしまった。それじゃいけないと、1曲だけX JAPANのために曲を書いてみよう思った」と述べた。HIDEさんと2011年に他界したTAIJIさんを含めて「気持ちの中では7人のX JAPANだという風に思っています」と言い、決意新たにニューアルバムの製作中であることを明らかにしていた。

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