『カイジ』実写バラエティ、利根川役に名高達男「これは人間ドラマであり叫び」

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12月28日(木)22時に放送されるバラエティ番組『人生逆転バトル カイジ』(TBS系)に、名高達男が出演決定。さらに、参加者が挑戦する極限の競技3種目も明らかとなった。

国民的人気を誇る青年漫画『カイジ』(講談社ヤンマガKC刊)を原作とした同番組は、人生の一発逆転を夢見る参加者12名が、賞金200万円とゲーム内で獲得できる金(ペリカ)獲得を目指し、精神と肉体を駆使した“裏切りと謀略の真剣勝負”を繰り広げる。人生の逆転を賭けた決死のゲームに加え、参加者の過去を振り返る人生ドラマも同時に描くドキュメンタリー要素も取り入れている。

名高が演じるのは、宴のマスターで「帝愛グループ」最高幹部の利根川幸雄。原作では、カイジの大敵となる役どころで、成功し続けてきた猛者であり、クズたちが死んでいっても心が痛まない残忍さを持つ。もともとは作品を知らず、出演の話を聞いた時、18歳の息子に詳細を聞いたという名高。息子からは「有名な漫画でアニメや映画化もされているよ。(利根川は)怖い人」と言われたそうだ。「それから色々な作品を見ましたが、話通り怖くて迫力のある人物という印象は受けました。しかし、台詞や内容がとても人間味があり、納得できて間違ったことは言っていない人物とわかり、受けてみようと思いました」と語る。

そんな利根川に扮した名高は、収録に挑むと、厳かかつ狂気の怪演でクズ12名を恐怖に陥れた。収録を終え、「本当に苦しんでいる人もいて、救いの手を差し伸べたいとも思いましたが、あくまでもチャレンジでありゲームなので、誰が勝つかわからない真剣勝負でした。人間というものは皆必死ですが、そこには運のある人ない人が鮮明に出てくるもので、これは人間の領域を超えた何かが作用しているのかなと思いました。本当に感動しました」としみじみ。そして「これは人間ドラマであり叫びです。単に面白いだけではなく、見た方が色々な印象を持ち、ドラマや映画にない人生を浮き彫りにするものだと感じましたので、是非そのあたりを感じ取っていただきたいと思います」とメッセージを寄せる。

そんなクズたちの闘いを映像と音楽で盛り上げるのは、ストリートで話題のクリエイティブ集団「CreativeDrugStore(クリエイティブドラッグストア)」。番組テーマ曲はメンバーのVaVaが手掛けており、本日公開されたティザー動画は、同じくメンバーのHeiyuuが制作している。なお、今回発表された宴の競技は以下の3種目。

■ファーストステージ「鉄鋼渡り」
細かな決め事は一切なし。ただ、誰よりも早く20メートルの鉄骨の上を渡るレース。原作でも行われるお馴染みの競技。

■セカンドステージ「多数決カード」
赤か青のカード1枚のみが、各挑戦者に配布される。1時間後にオープンし、多かった色を持っていた者が勝者となるシンプルなゲーム。ただし、ペリカ(原作に登場する架空の紙幣)を支払うことで、カードの色を変更することが可能。

■ファイナルステージ「ペリカ双六すごろく」
サイコロの出た目のマスの指示に従いながらゴールを目指す周知のゲーム。ただし、マス目に書かれている指示には『カイジ』ならではの内容が……。なお、セカンドステージを勝ち抜いた者は、ファイナルステージが行われるまでの2日間、地下強制労働施設で生活することになる。生活費は、そこまでのゲームで手に入れたペリカで賄われる。食事はもちろん、布団、歯ブラシ、シャワーなど全てにペリカが必要となるが、参加者たちは畳にそのまま寝るのか、布団をレンタルするのか、はたまたビールを買ってひと時の欲望を満たすのか……。生活する様子も、監視カメラで撮影され放送される。

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