ヨネスケ“しゃもじ”じゃなくて“木工ドリル”を手に『陸王』出演

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落語家でタレントのヨネスケが、日曜劇場『陸王』(TBS系、毎週日曜21:00~)に出演することがわかった。ヨネスケがTBSドラマに出演するのは、約28年ぶりとなる。

役所広司主演の本作は、会社の存続を危ぶむ老舗足袋業者が、培った技術を活かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発に挑戦する姿が描かれる企業再生ストーリー。役所は、創業から100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一を演じている。

11月19日放送の第5話は、番組平均視聴率16.8%と過去最高視聴率を記録。11月26日放送の第6話も番組平均視聴率16.4%を記録と、物語は後半に向かって盛り上がりを見せている(※ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

1967年に桂米丸の初の直弟子になったヨネスケは、落語家として多くの経験を積み、1981年に真打に昇進。現在は、落語芸術協会の理事も務めている。出囃子は「私を野球場へ連れてって」というほど野球に対する造詣が深く、創作の「野球落語」を披露するほどのスポーツ好きである。また、テレビデビューは『笑点』(日本テレビ系)。1970年から座布団運びを担当した。1989年にはTBSドラマ『田舎のポリス物語』に出演している。

そんなヨネスケが演じるのは、風間俊介演じる銀行員・坂本太郎が勤務する埼玉中央銀行前橋支店の融資先「奥羽木工」の社長だ。業績不振の小さな木工店で、埼玉中央銀行前橋支店に融資をしてもらっていたが、過剰な設備投資によって会社の損失はさらに大きいものになってしまう。会社を続けていくか、畳むか、決断を迫られることになる。情報番組でのコーナー『突撃!隣の晩ごはん』(日本テレビ系)で全国津々浦々の家庭に「しゃもじ」を持って訪問しているヨネスケだが、本作では“しゃもじ”を“木工ドリル”に変え、芝居をする。12月3日放送の第7話より出演する。

ヨネスケは「高視聴率のドラマに出演できまして、まだ興奮しております。普段皆さんのお宅をアポなしで突撃していますが、まさか畑の違うドラマからいきなり突撃出演依頼を受けるだなんて! 落語と違ってドラマは難しいですね! 落語は基本一人で自由にできるけど、ドラマは相手役がいますもんねー」とコメント。

共演した風間については「若いのに佇まいが自然で良かった。風間さんの事務所のある先輩と仲が良いので、空き時間に色んな話して盛り上がりました。いざ本番、リラックスムードが一転。ドラマの舞台に突撃!」とその演技力に驚いた様子。「どうなったかは本編を見てのお楽しみ。わずかな出演シーンとなっておりますが、重要な役なので、是非見て下さい」とメッセージを寄せている。

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