宮沢氷魚「“ジュニア”の気持ち“ジュニア”にしかわからない」と本音吐露

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TBSで好評放送中の金曜ドラマ『コウノドリ』(毎週金曜22時~)のトークイベントが18日、都内で行われ、ドラマの中で赤西産婦人科医院の息子で、新人研修医の赤西吾郎役を演じる宮沢氷魚が出席。医者の“ジュニア”であることがプレッシャーになる吾郎を演じる中、宮沢自身が元THE BOOMの宮沢和史の息子であり、“ジュニア”である経験が役作りに活きていることなどを熱っぽく明かした。

本ドラマは鈴ノ木ユウが描く同名ヒューマン医療漫画を実写化し、産科医療の現場をリアルに描いて大ヒットした2015年の同名ドラマの続編。トークイベントには主演の綾野剛演じる鴻鳥サクラのモデルにもなった医師の荻田和秀氏と、プロデューサーの鈴木早苗も登壇した。

宮沢は、演じる吾郎について「研修医ならではの“ゆとり”感があって、どこか抜けている。けど憎めない。ちょっとズレているところもなんだか可愛くて……」と愛着を持っているようで、「第4話からは吾郎ちゃんの成長している姿が見れます。吾郎ちゃんは医療への熱意は誰にも負けていないところがあると思うので、そういうところを僕自身も見せていきたいと思って演じています」と嬉しそうな表情で語った。

撮影に入る前に実際の産科の医師たちと話す機会もあったといい、「お会いしてお話を聞いたら最初は産科に行くつもりはなかったって言う人がいて」と医師たちの声を紹介。「赤ちゃんとお母さん、同時に二つの命を預かっているプレッシャーと責任感、重圧を日々感じていて、それに自分が耐え切れないかもしれないと産科への進路を断念しそうになったという話を聞いて……。でも、その方は、初めて出産に立ち会った時に、生まれた赤ちゃんの顔を見て、生まれてくる命の重要さに気付いて産科になることを決めたって」と医師たちの声に刺激をもらえた様子。

吾郎と同じく自身も“ジュニア”であると述べると、「僕の父も芸能の活動をしていて歌手です。“ジュニア”ならではの苦労やプレッシャーは“ジュニア”にしかわからない」としみじみ。「親の成功があるから息子もできて当たり前と周囲は思っていると思うんですが、実際はそううまくいかないことが多い。その時のバッシングもすごい。僕が日々実感していることなので、吾郎ちゃん、このシーンどう思っているんだろうって考える時、自分と置き換えて考えてみることで、自然と吾郎ちゃんの気持ちがわかる」と話していた。

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