竹内涼真、小籔に「話しかけないで」と突き放された理由

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俳優の竹内涼真小籔千豊が8日、都内で行われた日曜劇場『陸王』(TBS系列、毎週日曜21:00~、10月15日スタート、初回は2時間スペシャル)の第1話特別試写会&舞台あいさつに出席。普段から仲がいい2人だが、小藪は今回ドラマ内でライバル社として主人公らと敵対する役所。役作りを巡って竹内相手に思わぬ葛藤があったことを明かした。

池井戸潤の同名小説をドラマ化。老舗足袋業者が、培った技術を活かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発に挑戦する姿を描く本作。竹内は怪我で挫折したランナー役を、小藪は老舗足袋業者とライバル関係にあるアトランティス社のシューフィッター・佐山淳司役を演じる。

主人公らとライバル関係にある役柄で、かつ豪華キャストが相手とあり、小藪は撮影現場で緊張し、「役柄上敵対関係にあるのであんまりみんなと現場で話してはいけないな」と思っていたというが、普段一緒に仕事をする機会の多い竹内が、そんな小籔を見つけて気さくに話しかけてくることが多いとため息。「すごく気さくで優しくて……、僕に話しかけてくれるんですけど、僕役作りしてるのにって。何回か無視しました」と竹内を前に照れ笑いで明かした小藪。「あんまり話しかけないで」と竹内にリクエストして会場を笑わせた。「原作、台本、チームのみなさん、みんながスペシャルで緊張しているんです。とんでもないものに参加させてもらっているって。さらに緊張してきました。次の撮影が怖い」とも。

一方、竹内は試写を終え、本ドラマの完成度に感慨深げ。「こみ上げてきそうなんであんまり喋りたくない。本当にこの作品に感動しました。この作品に携われているのを誇りに思います」と述べると、「最後まで死ぬ気で頑張らないと……。撮影中も僕たちが想像している以上のエキストラさんが集まってくれて、気合いも入りました。素晴らしいです」としみじみ。

舞台あいさつには主演の役所広司ほか、出演する山﨑賢人、上白石萌音、風間俊介、ピエール瀧も出席。創業100年以上もの歴史を誇る老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一を演じる役所は山﨑とは父子役。山﨑は、「最初のほうはずっとぶつかりあう間柄ですけど、現場では役所さんがすごく優しくて」と。娘役を演じた上白石も「撮影中も包容力があって、みんなのことを包んでくれてこんなにいい現場があるんでしょうか」と述べると、役所はそんな2人の感想を嬉しそうに聞きながら、「撮影はすごく楽しいです。みんな魅力的な人たちばかりでドキドキしながら、刺激をもらいながらやっています」と照れくさそうにコメントした。

また、風間は本作で髪をバッサリカットして銀行マン役を熱演。「池井戸潤原作で銀行マン役。嫌な銀行マンかな、やってやろうと思っていたらいい銀行マン役だった」とコメント。「世の中のいい銀行マンの方々の気持ちを背中に背負って頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。

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