TOKIO松岡昌宏、遠山の金さんに!桜吹雪の刺青に「重さ感じる」としみじみ

公開: 更新:

TOKIOの松岡昌宏を主演に迎えた『ドラマ特別企画 名奉行!遠山の金四郎』(TBS系列)が、9月25日(月)20時より3時間にわたり放送。27日、東映京都撮影所にて、お白洲でのお裁きシーンの撮影が行われ、松岡が桜吹雪の刺青を初披露した。

本作の主人公は、「金次」と名乗って江戸の街に出没し、庶民の希望や不満を聞いて政道に反映させている北町奉行の金四郎(松岡)。明るく気さくな金次は、人々から「金さん」と呼ばれて慕われており、奉行所にいては出会わない悪事にも遭遇する。金四郎が奉行として悪事を裁く時、悪者は「知らぬ存ぜぬ」と白を切るが、実は金四郎が金さんだったという驚きの種明かしがあり、悪人は観念させられるというのが、大まかなストーリーだ。

これまでTBSでは、金四郎を主人公にしたナショナル劇場『江戸を斬る』シリーズを7回放送し、西郷輝彦が5回、里見浩太朗が2回、金四郎を演じた。TBSのドラマに金四郎が登場するのは1994年7月25日以来(この時は里見が出演)23年ぶりのこと。3時間の時代劇は、2003年12月5日放送の『水戸黄門』1000回記念3時間スペシャル以来。また時代劇の放送は、2015年6月29日の月曜ゴールデン特別企画『水戸黄門スペシャル』以来となる。

今回松岡が見せた桜吹雪の刺青は、金四郎が金さんであるという決定的な証拠で、桜吹雪の登場は番組最大の見せ場だ。この刺青を描くには、面積によって異なるが、2時間から4時間かかるという。右肩と腕の刺青だけを見せるお白洲シーンでは2時間を要し、金四郎の入浴シーンでは、背中にも一面の桜吹雪を描くため4時間もかかった。

オファーを受けた時の心境について、松岡は「誰もが知っている遠山金四郎役を僕が演じるとは夢にも思っていなかったので、嘘だろうと。僕の時代劇デビューは16歳で、TBSで放送された松方弘樹さん主演の『大忠臣蔵』(1994年元日放送)でした。その松方さんが演じた金四郎を演じられることはご縁を感じます」と感慨深い様子。

共演には稲森いずみ、加藤雅也、中原丈雄、神山智洋、渡辺麻友、平田満、原田美枝子、北大路欣也といった豪華な出演者が顔を揃えており、「北大路さんとの久しぶりの時代劇の共演で、現場にいい緊張感があり嬉しく思いました。所作などご指導いただき、勉強させていただいています。稲森さんとは、時代劇では初共演。現代劇では共演が多いので、二人の空気感はすぐに掴めて、いい金さんとおせん(稲森演じる常磐津の師匠)の関係になれたと思います」と手応えを語る。

そして、お白洲シーンの撮影については「桜吹雪を背負った時、嬉しくて久しぶりに写メを撮りました。桜吹雪を背負うとその重さが感じられましたが、その思いがお白洲での裁きのセリフに繋がるのだと思います。この場面を最大の山場だと考えて収録したので、撮影を終えて清々しい気持ちです」と喜びのコメント。

最後に、視聴者に向けて「地上波での時代劇放送は少なくなっている昨今、3時間のドラマを放送できるのは大きなチャンス。こんなに面白い作品があるぞと皆さんにお知らせして、金さんを知らない若い世代にもご覧いただきたいですし、時代劇ファンの方々には懐かしい気持ちでご覧いただきたいと思います」とメッセージを送っている。

PICK UP