シャ乱Qまこと、つんく♂のがんに「深く語るには時間がかかる」

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元フジテレビアナウンサーの富永美樹が、8月28日に放送された『結婚したら人生劇変!〇〇の妻たち』(TBS系列、毎週月曜19:00~)にゲスト出演。夫のまこととの生活ぶりについて語った。

まこととは、テレビ番組の共演で知り合い、交際・結婚に至ったという富永。当時まことが所属しているバンド・シャ乱Qは多忙を極めており、結婚の話が出た際には「1年のうち3分の2は帰ってこられないかもしれない」と告げられたという。そこで富永は、5本のレギュラー番組を抱えていたが、フジテレビを退社して専業主婦になることを決意。周囲からは引き止められたが「まずはこの人(まこと)と家族になるということをきちんとしたい」とその気持ちは変わらなかったそう。相変わらずまことは忙しかったが、休みはまことの趣味であるアウトドアを通し、愛を育んでいった。

そんな中、結婚してわずか2年でシャ乱Qは活動停止。富永はバンドが永遠に続くものではないと覚悟していたものの「思ったより早い」と感じ「子どもを育てているわけでもないし、働いているわけでもない。納税もしてないので、“私はこの社会に必要なのかな”ってだんだん思うようになりました」と多忙な夫を支えるという目標を失い、落ち込んでいたことを明かした。

そして6年後、シャ乱Qが活動を再開。富永は喜んだが、全盛期と比べて活動自体が少なく、だんだんまことの元気がなくなっていったことを感じていた。そこで富永は、キャンプで見た夫の笑顔を思い出し、自然溢れる山梨に別荘を建てることを決断した。新生活をスタートさせたまことは「東京にしか家がなかったら今頃崩壊していたと思います」と語るほど元気を取り戻していった。

それから程なくして、シャ乱Qのボーカル・つんく♂の喉頭がんが発覚。まことは当時を振り返り「深いところを語るには時間が欲しいなっていうのはありますけど……」と前置きした上で、「少なくとも泣きましたよね。それを患う確率って何万分の1らしいんですけど、その何万人に1人が“なんでうちのボーカルなんだろう”って。今でも受け入れられているような、受け入れられていないような……」と胸中を明かした。

自分たちの半生を辿り、富永は「あのタイミングで山梨の山荘がなかったら、もしかしたら無理だったかもしれない」と夫を思いやると、まことは「あんまり人生逃げたくないけど、逃げるところって必要ですね。あの土地が包容力を持って慰めてくれたかもしれないですね」と振り返っていた。

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