浅田美代子、元夫・吉田拓郎のもとに樹木希林&内田裕也が殴り込みに来た秘話明かす

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。7月22日は、女優の浅田美代子が、デビュー当時の思い出や、元夫・吉田拓郎のエピソード、明石家さんまとの関係について語った。

東京都港区麻布出身のお嬢様育ちで、躾の厳しい家庭に育った浅田。高校2年生のときにスカウトされ、両親の反対を押し切って芸能活動をスタート。デビュー作となったTBS系列のドラマ『時間ですよ』で愛らしく可憐なお手伝いさん・ミヨちゃんを演じて一躍人気者に。劇中で披露した「赤い風船」で歌手デビューも果たし、日本レコード大賞の新人賞を受賞した。

ドラマ撮影の合間に出演していた歌番組では「アガってしまってよく失敗した」とミスが多かった過去を振り返りつつ、歌がヘタだという評価に対して「めげることはなかった」と、精神的にはタフだったと話す浅田。自身が歌っている当時のVTRが紹介され、阿川から「音程はハズレてないけど、声量がない?」と聞かれ、「ない!」と即答。しゃべっている時は声が出るが「歌うとああなっちゃう(笑)」と、音痴ではなく声量に問題があったと分析。さらに「(歌は)ヘタじゃないのにね」という阿川のフォローに気を良くしたのか「だって音楽は“5”だったもん」と自慢する場面も。

演技経験がゼロだったデビュー当時に出会った名演出家・久世光彦からは「灰皿を投げられたり、顔を引っぱたかれたこともある」と、厳しい指導を受けたとか。「時間ですよ」で自身が演じたミヨちゃんが物語の舞台となる銭湯に初めてやって来たシーンでは「松の湯かぁ」というセリフがなかなか上手く言えず「30回以上NGを出した(笑)」と、ほろ苦い思い出を語った。

そんな中、デビュー4年目、21歳の時に歌手の吉田拓郎と結婚。専業主婦になった。二人の交際が取りざたされた際には、『時間ですよ』で共演し親交のあった樹木希林と、その夫・内田裕也が、吉田がお酒を飲んでいるところにやってきたのだという。「殴り込みというか、乗り込んだんです。どういうつもりで付き合ってんだ、お前! って」と浅田。「ロックとフォークで仲悪いでしょう。そういう時代。(吉田が)真面目に付き合っています、結婚するつもりですと言ったので、2人は納得して帰ったみたい」と明かした。その後、浅田は吉田と離婚し、仕事復帰することになる。

女優としてキャリアを積んでいく中、1992年からスタートしたバラエティ番組『さんまのからくりTV』(TBS系列)では天然キャラが炸裂。番組終了まで、20年以上レギュラー回答者を務めた。明石家さんまとのやりとりは絶妙で、あまりにも息が合っていたため、男女の仲を疑われたこともあった。さんまとの恋の噂について、浅田は「同期のような感覚。仲が良すぎて男同士みたい。噂になったせいで、その当時は全然彼氏ができなかった(笑)」と。それに加えて、女優業にも影響があったようで「弁護士とか医者などの知的な役が来なくなった」と残念がる一方で「でも、そういう役が来たとしても専門用語がたくさん出てくるセリフは無理かも(笑)」とおどけていた。

記憶の中で今でもきらめく1曲は、ザ・ブロードサイド・フォーの「若者たち」。ギター経験がないにも関わらず、コード進行が比較的簡単という理由からこの曲を選択してオーディションに参加。慣れない楽器を演奏しながら歌い、25000人の中からドラマ「時間ですよ」のミヨちゃん役を勝ち取ったというデビュー秘話を披露した。

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