織田裕二、ボルトのラストランに期待「どのように幕を下ろすのか」

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TBS系列で独占放送される『世界陸上ロンドン』の制作発表が、21日にTBSにて行われ、MCの織田裕二中井美穂、スペシャルキャスターの高橋尚子(シドニー五輪金メダリスト)、飯塚翔太選手(男子200メートル日本代表)が出席した。

8月4日(金)から13日(日)にわたって開催される同大会。番組では、「すべてがつながる瞬間がある」をコンセプトに、アスリートたちの世界最高峰のパフォーマンスと共に、その歩んできた人生、それを支える人々、絆、夢などを伝えながら人間ドラマとして紡いでいく。また、11大会連続の起用、20年目という節目の“セリク”に携わる織田・中井のゴールデンコンビが、現地ロンドンから10日間、過去最長の93時間にわたり感動と興奮の瞬間を伝える。

織田は「93時間という長丁場。(前回の)64時間でも長かったけど、足りないと思うことも多々あった。今回は、魅力を余すところなくお伝えできると思う。僕らにとっても戦いです」と熱くコメント。高橋は「五輪が終わった年は、新人選手が存在感を現す年でもある。私もシドニー五輪の3年前に開催された世界陸上が初めての大会だったし、野口みずきさんもアテネ五輪で金メダルを獲る3年前に初の世界陸上に出場した。東京五輪を考えたら、今大会一つのポイントになると思うので、3年後を見据えた大会としても楽しみにしたい」と期待を寄せた。

今回の見どころの一つは、ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)のラストラン。織田は「長い間僕たちを楽しませてくれた。陸上選手というスケールでは収まりきらない」と熱弁。特に印象的だったというベルリン大会について、「会場の空気や天気まで変えちゃうのか、この男は……と思った。その後も、テグでのフライング、北京でのギリギリの接戦で見せた意地。そこまで行ったらラストランはどんな走りがあるのか。僕たちはどんなストーリーを考えればいいんだろう。ボルトは、言い尽くせないくらい数々のドラマを起こしてきた。ぜひボルトショーを見せていただきたい。どういう風に幕を下ろすのか、この目で見たい」とボルトへの並ならぬ思いを明かした。

そんな織田の熱弁を聞いて、中井も「見ていてワクワクする選手。ボルトが勝つと、うわーっと気持ちが解放される。走りはもちろん、彼が持つ天真爛漫な魅力が素晴らしい」と絶賛。飯塚選手も「これだけ勝ちを望まれている選手はなかなかいない。ウォーミングアップエリアで初めて見た時、こんなに人は早く走れるのかと衝撃を受けた。ダッシュじゃなくて軽いジョギングの延長のような走りだったのに。全身を使ってダイナミックに走っていた。自分もそういう走りをしてみたい」と尊敬の念を抱き、自身の走りについては「コンディションは良いので、今年一番の走りを見せられると思う」と力を込めていた。

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