怪談家・稲川淳二の創作現場で起きていた「不可思議な光景」とは

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怪談家・稲川淳二が、7月9日(日)23時25分に放送される『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)に出演。創作現場にテレビカメラが入るのは、今回が初めてのこと。

夏といえば、怪談。怪談と言えば、稲川。ラジオパーソナリティーとして人気を博し、テレビでは元祖「リアクション芸人」として80年代に一斉を風靡した稲川が、得意の怪談と心霊写真を解説する約2時間の独り舞台「稲川淳二の怪談ナイト」が今、密かに大人気だ。

聞いた人が寒気を催すような気味の悪い様々な話を、細かな情景描写に擬音を巧みに織り交ぜて畳み掛けるように語る独特の話術に、全国の会場が恐怖に引き込まれる。「怪談というと古臭いイメージを持っている人がいます。四谷怪談とか。ローソク1本でやっているんじゃないかとか。でも、私のライブは現代に題材を取った気味の悪い話ですし、会場も1500人規模。舞台には大型のセットも組みます」と、稲川は語る。

会場を見て驚くのは、若い人の姿が目立つことだ。追っかけのファンも多く、ファンレターは年間100通以上という大人気ぶり。一体なぜ、稲川の怪談は多くの人を惹きつけるのだろうか。

そこで、彼の創作現場に潜入すると、毎年新作を披露するため、冬から春にかけて、怪談のもとになる話を探し求め日本各地を訪ね歩く姿が見えた。そうして集めた“怪談の破片”を繋ぎ合わせるため、茨城県の工房にこもってネタ作りに励む。そこで起きていた不可思議な光景とは。

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