神谷浩史、長瀬智也と『ごめん、愛してる』副音声で共演!日本ドラマで異例吹替え

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7月9日に25分拡大で放送される、長瀬智也主演の新ドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系列、毎週日曜21:00~)第1話にて、長瀬と声優の神谷浩史による副音声企画が行われることがわかった。

本作は、母に捨てられ、これまで誰にも愛されなかった悲運を呪って愛を求める律(長瀬)と、彼に惹かれていく純粋で愛情深い凜華(吉岡里帆)、母の愛を一身に受け屈託なく生きるアイドルピアニストのサトル(坂口健太郎)、そして自分が産んだ律がそばにいることに気づかずサトルを溺愛する麗子(大竹しのぶ)が繰り広げる、二つの三角関係を描くラブストーリー。

律は韓国・ソウルの裏社会で生きており、律を兄のように慕っている韓国マフィアの跡取り息子・ぺクラン(イ・スヒョク)と韓国語でやり取りをしている。副音声では、この韓国語のセリフが日本語吹替えになるという。日本のドラマで吹替えを行うのは極めて異例のこと。神谷が担当するのは、このペクランの日本語吹替えだ。

神谷といえば、人気アニメ「ONE PIECE」のトラファルガー・ロー役、「進撃の巨人」のリヴァイ役などを演じているトップ声優。「物語が動くきっかけとなる役なのでぜひ神谷さんに」というプロデューサーのたっての希望で、夢のコラボレーションが実現した。

先日、長瀬と神谷のアフレコが行われ、日本語吹替えのセリフを収録。ドラマスタッフの提案で通常のアフレコとは違う方法を取ったこともあり、「こんな企画はやったことがなくて」と、スタンバイ中は戸惑い気味だった神谷。しかし長瀬と共に収録に入ると一変、トップ声優の貫禄を見せ、順調に収録が進み、予定時間よりも早く終了したほどだった。長瀬と神谷のコメントは以下の通り。

<長瀬智也>
監督とも話しましたが、長年やっていてもドラマで“吹替え”って作業は初めてです。神谷さんとやってみて、やっぱすごいですね。声一つにしても、魂が乗っかっているというか、不思議な感じでした。イ・スヒョクさんと神谷さんとは当たり前ですが声が違うんですけど「こんな声だったな」と思わせるんです。感動しました。息ひとつにしても細かいところまで神経を使っているし、声だけで世界を作っている感じが本当にすごいな、と。僕にとっては自分で自分の吹替えをすることもないので、それも不思議な感じ。視聴者の皆さんには、副音声もぜひ楽しんでほしいです。

<神谷浩史>
日本のドラマの“吹替え”なんて、初めての経験です。まず収録方法から普段と違っていて、録音ブースの中でなくスタッフに囲まれて録るんです。そんな経験もないですから落ち着かなかったです(笑)。でも、すごく楽しかったですよ。普段はブースに入ると、己との戦いだから。周りのスタッフに見守られている環境がドラマでは当たり前ですよね? 今回は、一緒に作っているという感覚を味わえた感じがして、すごく楽しかったです。長瀬さんとのアフレコは、不思議なものを見せられている気がして。韓国語を話している長瀬さんの映像に長瀬さん本人が日本語をあてていくという作業でしたが、見ていると日本語を喋ってるんだか韓国語を喋ってるんだかわからなくなっちゃって。長瀬さんは、全くそこに違いがないから。吹替えを作ってるって感じが全くしないんです。なんでもできるんだな、と感動してしまいました。めったにない企画だと思うので、副音声をぜひ楽しみにしてほしいですね。

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