若手俳優イ・スヒョク、日本ドラマデビュー作で長瀬智也と“ブラザーロマンス”

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韓国で人気の若手俳優イ・スヒョクが、長瀬智也主演の新ドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系列、毎週日曜21:00~、7月スタート)にて、日本のドラマに初出演することがわかった。

本作は、2004年に韓国KBSテレビで制作された同名作品の日本リメイク版。“自分という存在を認め、愛してくれる誰か”をひたすらに求める登場人物たちを通し、いつの時代にも通じ、朽ちることのない繊細で普遍的なテーマを、2017年に舞台を移して紡いでいく。長瀬のほか、吉岡里帆、坂口健太郎、池脇千鶴、大竹しのぶといった豪華俳優陣が出演する。

長瀬演じる主人公・律は、生まれてすぐに親に捨てられ、養護施設からある夫婦の養子となるも、養父母の赴任先の韓国・ソウルで家出。以来、韓国の裏社会で生き、現在はカジノの用心棒をしているという役どころだ。そしてイ・スヒョクが演じるのは、このカジノを経営している韓国マフィアの跡取り息子・ぺクラン。律が唯一心を許せる存在で、兄のように慕っている。

イ・スヒョクは「韓国語で演技ができるので(言葉の問題がなく)ラッキーでした。また、韓国でとても有名な作品のリメイクを演じることができて光栄に思います。韓国でもとても話題になると思うので、良い演技を見せたい、頑張りたいという気持ちがありました。長瀬さんと頑張って力を合わせて、良い演技を通していいドラマになるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語る。

長瀬のことは、祖国で主演作『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』といったドラマやCMで見たことがあるそう。「とても有名な方だと知っていました。気さくに接してくれてとても嬉しかったです。ですから、韓国のロケでは私がおもてなししたいです」と、共演を喜んでいる様子。

またぺクランは、律が実の母親を探すために日本に戻るというストーリーのきっかけを作る重要な役どころ。撮影では、監督にキャラクターの方向性や演技プランを提案するなど、積極的に役を組み立てていこうとアプローチを重ねていたイ・スヒョク。「組織の中では上下関係だと思いますが、ぺクランから見た律は家族のような人。ぺクランは寂しい人物なのかもしれません。ですから、律の存在が心のよりどころなのではないかと解釈しています」と、考えているそう。

さらに今回劇中で披露する、ガンアクションや泣くシーンについては「アクションは何でもできます。また、泣くような感情を込めるシーンも好きです。感情を込めるシーンはもっと上手くなりたいですね。アクションはすでに上手いです(笑)。本当は、自信のあるアクションをもっとお見せしたかったです」と自信たっぷり。

そして、「これまで韓国であまり演じることのなかった男らしい(マフィアの後継者)役を演じられて、とても楽しかったし感謝しています。ぺクランを守るために律が命をかけ、それゆえに律が日本に戻らざるを得なかったというストーリーの始まりを創り出す役割を担っているので、律とぺクランの男同士の絆、韓国でいう“ブラザーロマンス”をうまく描きたいですし、そういうところを見て欲しい。韓国ではとても有名な誰でも知っているドラマなので、韓国でそうだったように、日本でもヒットしてもらえるといいなと思います」とメッセージをおくっている。

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