元大関・把瑠都、魚屋に転身!?小林稔侍主演『窓際太郎』で俳優デビュー

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元大関の把瑠都が、5月8日(月)20時に放送される月曜名作劇場『税務調査官 窓際太郎の事件簿32』(TBS系列)にて、俳優デビューすることがわかった。

本作は、表向きは東京国税局から世田谷南税務署に大左遷されたダメ税務署員、しかし実は政財界の癒着を暴く国税局の陰の査察官「窓際太郎」こと窓辺太郎(小林稔侍)がさまざま事件を解決するストーリーの第32弾。勧善懲悪のストーリーと太郎の持つ人情味が人気の秘訣となっている。今回の舞台は和歌山。市職員の転落死を調べる太郎は、市の公共施設管理課職員が10年前に失踪した事件、そして私腹を肥やす政治家の裏の企みに気づいていく。

今回、把瑠都が演じるのは魚屋の店員。店主を演じる井手らっきょと共に、商店街で太郎とコミカルなやり取りを繰り広げる。把瑠都は「撮影の雰囲気に慣れるまで時間がかかったのですが、楽しかったです。(オファーが来た時は)事務所にやだって言えないし(笑)、喜んで引き受けました」と心境を語る。

撮影現場は、台東区鳥越のおかず横丁で、両国国技館が近いとあって、町の人たちも把瑠都に気軽に声をかけ、彼も気さくに返していたという。初対面の把瑠都に、小林は「本当に大きいねぇ」と驚き、事務所の先輩でもある井手は「緊張しているのかなと思ったら、合間にお店の方が出してくださったまぐろをバクバク食べてるんですよ。井手さんもどうですか? なんて勧めてきたりして(笑)」と意外にも余裕があったその素顔を告白。当の把瑠都が「おいしかったですよ」と涼しい顔をすると、井手は「彼は身体も大きいし存在感があって、(自分とは)デコボココンビで面白かったです」と語った。

また、初演技とあって最初は緊張した面持ちだったが、「セリフは間を空けないで言ってください」といったスタッフからのアドバイスにもすぐに対応。小林と井手がリハーサルからアドリブで応酬し合う一方で、間に挟まれた把瑠都がどこで自分のセリフを挟んでいいのかわからずに目を白黒させる場面もあったそうだが、合間では、2人に母国・エストニアについて聞かれるなど打ち解けた様子だった。

さらに、セリフはマネージャーにローマ字に書き換えてもらって覚えたという把瑠都。現場ではこんなハプニングも。「マネージャーが書いた文字が間違っていて、それを覚えちゃったので現場でNGを出してしまい大変でした」と明かした。

最後に、俳優としての仕事について聞かれると「身体も大きいし、見た目的にも悪いヤツとかそっち系じゃないですか? 悪役とか用心棒とか。自分からこれをやりたいとか考えたことないけれど、やりなさいと言われたらどんな役でもやりますよ」と意欲を覗かせていた。

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