桜田ひより、ロングからショートヘアに!ドラマ『ホクサイと飯さえあれば』少年役で初学ラン

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若手女優の桜田ひよりさんが、上白石萌音さん主演の連続ドラマ『ホクサイと飯さえあれば』(MBS/TBS系ネット、MBSは毎週日曜24:50~、TBSは毎週火曜25:28~)で自身初の少年役に挑戦している。

本作は、如何に安く、美味しく、幸せを感じながら食べられるかという創意工夫の自炊ライフを追求した同名コミック(著・鈴木小波、講談社「ヤングマガジンサード」連載中)を実写化。炊飯器や鍋がなくても美味しいご飯が炊けることや、お金がなくても少しの手間を加えればご馳走になるという生活の知恵、そしてD.I.Y.精神を学ぶこともできる、アイデア満載の“D.I.Y.レシピ飯ドラマ”となっている。上白石さんは、東京・北千住で一人暮らしをはじめた女子大生で、ウサギに似たしゃべるぬいぐるみ・ホクサイ(CV:梶裕貴)と一緒に住む、人見知りで妄想癖のある主人公・山田文子(通称:ブン)を熱演している。

2013年に10歳でドラマデビューし、2014年には『明日、ママがいない』(日本テレビ)で児童養護施設に暮らす子どもたちの一人・ピア美を演じたことで一躍話題となった桜田さん。現在14歳となる桜田さんだが、本作では、ブンの家の裏手にある墓地からやって来る謎の少年“凪”を演じている。ブンの家に突然上がり込んで以来、たびたび遊びに来るようになるという不思議な役どころだ。そんな桜田さんに、作品の見どころや自身の“謎な部分”、そして今後の展望について語っていただいた。

――台本を読んだ感想は?

まず、普通のドラマにはない世界観ですよね。ぬいぐるみ(ホクサイ)も話しているし、不思議な世界だと思いました。少年役は初めてだったので、ワクワクもしましたがとても不安でした。でも、現場に行ったら皆さんが温かく迎え入れてくださったので、演じ切ることができました。

――ロングヘアーが印象的でしたが、バッサリ短くなり気分は変わりましたか?

髪はずっと伸ばしていて、他の作品がきっかけで初めてバッサリと切ったんですが、最初は「あんまり似合わないな」と思ってしまって……(笑)。長い髪を見慣れていたので不思議な気分でした。でも、髪を短くした事で今回の役のオファーを頂けたので、それは本当にうれしかったです。あと、シャンプーがとても楽になりました(笑)。長い時は本当に大変でしたが、今はすぐ乾きます。

――学ランを着たのも初めてですか?

はい、初めてです。「ああ、こんな風になっているんだ」と思いました。学ランって首元が締まっているんですよね。男の子は毎日こんな服を着ているのかと思うと、「そうなのか……すごいな」と思いました(笑)。でもズボンで過ごすのは楽ですね。

――凪は謎めいた少年ですが、役作りは順調でしたか?

凪くんはあまりワーワーと騒ぐタイプではないのですが、大人っぽいというのも少し違う人で。その中で、子供っぽさも出さなければいけないので正直大変でした。学校にいる男の子の歩き方や話し方、表情などを盗み見て、役作りの参考にしました。最初はとても難しいと感じていましたが、だんだん凪くんらしさがわかってきたので、途中からはすぐ切り替えられるようになりました。

――凪とひよりさんの共通点はどんなところですか?

食に興味があることですね。凪くんも食べる専門ですが、私もそこは同じで、普段はいっぱい食べています。

――第2話ではブンと一緒に肉団子を丸めていましたね。料理しながらの演技はいかがでしたか?

料理の手順を覚えなければいけないだけではなく、その上で台詞を言ったり他の人物と掛け合いをしたりするので、最初は難しかったけど、一度流れを掴めるとそこまで大変ではなかったです。こういう動作の時はこの台詞を言ったら良いな、と感覚で覚えることができました。

――ドラマでは、食べようとするシーンは出てきますが実際に食べるシーンは出てきません。撮影中に“寸止め”されるのはどんな気持ちでしたか?

目の前まで美味しい匂いがきているのに食べられないというのは、本当に苦しかったです(笑)。でも撮影が終わった後、「ちょっと食べる?」と声をかけていただき、食べたこともあります。我慢していた分おいしさが増すので、いただいた後は「ああ、やっぱりこういう味だよね……」という幸せな気分になりました。

――一番おいしかったメニューは?

全部美味しいのですが、やっぱり第2話に出てきたミートボールスパゲッティですね。お肉の絶妙な食感が、本当に美味しかったです。他にもおでん、牛すじカレーなどいろいろ出てくるのですが、餃子もブンちゃんはこの味、凪くんはこの味という風に、違う味がたくさんあってとても美味しかったです。

――普段、自炊はしますか?

普段は全然しないんですが、去年の夏、「料理をする」という夏休みの宿題があったので、ドライカレーを作りました。ドラマに出てきたロールキャベツは柔らかくておいしかったので、家族に振る舞ってみたいです。

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