雨宮塔子、キャスター復帰を決意したきっかけを告白

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。2月11日は、キャスターの雨宮塔子が、昨年久しぶりに現場復帰した際の思いを語った。

22歳の時、アナウンサーとしてTBSに入社した雨宮は、『どうぶつ奇想天外!』や『チューボーですよ!』などの番組でアシスタントを務め一躍人気者に。当時は「体を張った仕事が多かった」と本人が語る通り、積極的にスタジオの外へ飛び出していた。ピーク時は数本のレギュラー番組に加え、特番の収録などで一日中働きっぱなしの日もあり「その日、その日の仕事のことを考えるだけで精一杯」と、なかなか自分のペースで仕事ができず、時には点滴を受けながら本番に臨んだこともあったとか。

そんな状況が続き、帯状疱疹を患うなど肉体的にも精神的にも辛くなった雨宮は「全てをリセットしたかった」と退社を決意。29歳の時にTBSを辞め、フランスへ。その後、結婚と出産、離婚を経験した雨宮は、昨年の7月からTBS『NEWS23』でキャスターを担当。二児の母である雨宮は、母親業が最優先という思いが強く、キャスターの依頼が届いた当初「無理だ、断ろう」と思っていたと話す。

最後まで子どもが気掛かりだったと語る雨宮は「今までほとんど自分で決めちゃっていたけど、決められなかった」と、かなり悩んだことを告白。それでも、自分の意思を伝える前に娘が「“ママ、この仕事は絶対諦めちゃダメだよ”って言うんですよ。娘が私の気持ちをおもんばかって……」と、最終的には子どものひと言に背中を押されて復帰を決意したと明かした。

復帰に関して批判の声もあったことには「当然だと思っていました」と、覚悟の上の決断であると語った雨宮。しかし、フランスにいる日本人の友達から「“母親っていう仕事が一番の仕事だよね。それを置いてどうして行けるの?”って泣きながら言われました」と、自分の家族のために親身になってくれた友人のエピソードを披露した際には涙ぐむ場面もあった。

「記憶の中で今もきらめく1曲」は、ヌジャベスの「Luv(sic.)pt3」。フランスのバーで出会ったこの曲は、自身のテーマソングとして常日頃から聴いている特別な存在だとか。

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