12月28日（水）24時10分より一夜限りの復活を果たす『あらびき団オールナイト祭！』（TBS系列）の収録が、先日同局にて行われ、MCの東野幸治と藤井隆が感想を語った。

同番組は、2007年10月から2011年9月まで放送された、あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介するバラエティの復活版。芸人に限らず、アーティスト、グラビアアイドル、大道芸人なども多数出演しており、はるな愛や椿鬼奴など、番組を機にブレイクした人々も数知れず。また、「キングオブコント2014」覇者のシソンヌをはじめ、どぶろっく、厚切りジェイソン、バイきんぐ、横澤夏子などもここで発掘された。

復活に際し、藤井は「いろいろな方から喜びの声を頂けて嬉しいです」とニッコリ。収録の様子について、東野が「『あらびき団』らしいパフォーマーのオンパレードでした。やりながらこんな感じだったなと懐かしみました」と語ると、藤井は「ネタ後に東野さんが発する第一声を楽しみにしている方もいらっしゃると思いますが、今回も期待して良いと思います」とコメントした。

また、東野は「元々は、『エンタの神様』に出てくれる人を発掘するというコンセプトだったんですが、どんどん違う方向に行って、そうしたら奇人変人がたまに出てきてね」と苦笑い。続けて、「だから、“復活だ！”と期待しないで、たまたま見るという感じで……」と視聴者に呼びかけた。

さらに、番組で発掘し、「R-1ぐらんぷり」では王者に輝いたハリウッドザコシショウについて、東野は「ザコシショウの優勝が一番嬉しいですね。ただ、喜ぶことではあるけど、辞めて田舎に帰ろうとした人が荷物を置いてまたやり出したという功罪もあります（笑）。でも番組としては、復活の一歩になったのでありがたいかな。今回は、彼のビックリ情報があるので見て頂きたいです」と語った。番組発の逸材が次々とブレイクする現象については、藤井は「違う番組でお会いするようになるととても嬉しい反面、現場ですれ違う時、互いにモジモジすることもあって（笑）。でも、時を経てこの近距離で見ることができるのは楽しいですね」と笑顔を見せた。

最後に、初めて見る視聴者に向け、東野は「社会に適合できなくて最後に辿り着くのが『あらびき団』というパフォーマーもいます。『M-1』などもあるけど、お笑いの幅としてわかっていただきたい」と熱弁。藤井も、「（笑って良いのか）迷うかもしれないけど、笑っても良いよ、と言いたいです。驚かないで下さいね」とメッセージを寄せていた。