稲垣吾郎、織田裕二と約20年ぶり対決『IQ246』で警視庁のキャリア役演じる

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SMAPの稲垣吾郎が、12月4日放送の連続ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系列、毎週日曜21:00~)第8話にゲスト出演し、約20年ぶりに主演の織田裕二と対決することがわかった。

本作は、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺(ほうもんじ)家の末裔・沙羅駆(しゃらく)が、IQ246の頭脳を武器に難事件を解決する1話完結の本格ミステリー。主演の織田裕二が沙羅駆を、土屋太鳳が沙羅駆を警護する刑事・和藤奏子を、ディーン・フジオカが沙羅駆の執事・賢正を、そして中谷美紀が、沙羅駆の推理に魅了される法医学専門医監察医・森本朋美を演じる。

第6話のラストでは、沙羅駆に好意を寄せ、今まで捜査に協力していた朋美が、一連の殺人事件を操っていた犯罪コンサルタントの黒幕「マリア・T」だったと判明。11月27日放送の第7話からは、一度は姿を現した「マリア・T」の行方を沙羅駆たちが追いかけながら、その追跡過程で巻き起こる事件にも関わっていくという新たな局面に突入する。そして、稲垣が出演する第8話は、最終回に向けて大きな分岐点となる大事な回となる。

織田と稲垣は、織田の代表作である人気ドラマシリーズ『踊る大捜査線』(フジテレビ系列)の一つで、1997年12月に放送されたスペシャルドラマ『踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル』にて初共演。稲垣は、織田扮する青島刑事に逮捕される殺人犯・鏡恭一を演じた。

そして今回は、立場が逆転し、稲垣が、殺人の容疑者となった沙羅駆を逮捕する捜査一課のキャリア管理官・牛田寛人(うしだ・ひろと)を演じる。奏子のパソコンが何者かにハッキングされ、記録されていた沙羅駆に関する調査報告書が世間に流出。沙羅駆の活躍がマスコミに取り上げられ、その存在が一躍世間に知れ渡ってしまう。そんな矢先、殺人事件が発生し、状況証拠や目撃情報から、沙羅駆が殺人容疑で連行されてしまう。警察に拘留されたにも関わらず、落ち着き払い飄々とした態度を崩さない沙羅駆に、牛田は捜査の指揮を執る。稲垣と植田博樹プロデューサーのコメントは以下の通り。

<稲垣吾郎>
今回のオファーは本当に驚きました。楽しく見ていたドラマだったので「まさか!?」という感じで、その世界に自分が入るのかと思うと嬉しかったです。プロデューサーに思いが通じたのかな、なんて思いました(笑)。今回のようなゲスト出演では、役作りを一気にしなければいけないので大変ですが、個性があり、重要な役回りなので楽しいです。

織田さんとは、約20年前に共演させていただき、当時とても緊張していたことを覚えています。エキセントリックな犯人役で、逮捕され連行される時に織田さんの前を通る演技をしていたら、織田さんが大笑いしたんです。「何だこの演技は!?」と思ったら、普通に吹いちゃっただけという(笑)。個人的にはあまり話をさせてもらったことがないので、今回の長いシーンが楽しみです。

「マリア・T」が姿を現してからの第8話ですから、登場人物同士の距離感が変わってきます。牛田も主人公の過去を知っている因縁のある役です。謎解きミステリーだけでなく、人間ドラマの回でもあるので楽しんでほしいです。

<植田博樹プロデューサー>
ただの“嫌な奴”に見えかねないこの役ですが、稲垣さんが演じると、悪役が単なる“嫌な奴”に収まらず、愛すべき弱さや人間味、人の温もりが同時に立ち上がってくる、とても不思議な質感を帯びてきます。また、シリアスさの裏にコメディの質感を同時に持つ点も、同じく稲垣さんの演技の魅力だと思います。ドラマの転換点で、シリアスな中にこのドラマらしいウィットやおかしみが、織田さんとの演技バトルで見られるのを楽しみにしています。

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