『キングオブコント』9代目王者はライス、松本人志の言動に思わず感激

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プロ、アマ、芸歴問わず、全国の挑戦者たちが熱いバトルを繰り広げて“コント芸の日本一”を決定する『キングオブコント2016』の決勝が、2日にTBSで行われ、ライス(田所仁・関町知弘)が優勝。生放送直後の取材で、9代目王者の座に輝いた心境を語った。

2003年に結成、NSCではしずるや鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)と同期だったというライス。決勝戦の1stステージでは、ジャングルポケットと共に466点で暫定1位タイになり、文字通りの一騎打ちに。ファイナルステージでは、470点という高得点をはじき出して合計936点を獲得。ファイナルステージで464点、合計930点となったジャングルポケットと僅差で栄光を手にし、優勝賞金1000万円を手にした。

王者のみ着用が許された赤いジャケットを羽織った関町は「嬉しくて夢の国にいるみたい。ふわふわしています。感無量です」と喜びを露わに。田所も「放送を見て、ようやく実感が沸くんだと思う」と、信じられない様子で語った。

また、関町は「斉藤慎二(ジャングルポケット)の顔と声、あれは強敵。昔から同じ劇場でやっていて、いつも被害を被ってきたので(笑)。彼らや同期のしずるという、後れを取っていた面々に勝てたのは本当に嬉しいです」と、遅ればせながらの結実を喜んだ。田所が、1stステージで敗退となったしずるに関し、「彼らが先にテレビに出始めた時は悔しくて仕方なかった」と振り返ると、関町も「悔しさを見せず格好付けている姿が逆に痛々しかったかも。でも、今ようやく同じ舞台で戦えて、本当に感慨深いです」としみじみ話した。

今回は「命乞い」「クレーム」という2本のネタを披露。ネタ作りを行っている田所は「ネタには自信があった」と、関町も「一番良いパフォーマンスができた」と、共に力強くコメント。さらに、1ネタ目の「命乞い」で関町が披露した「○○してくれ~い!」という決め台詞を、審査員の松本人志が転換中に使ったことに感激したそうで、関町は「流行語大賞もあるかも。うまく(世間に)ハマってくれればなあ。皆さん、大きく取り上げてくれ~い!」とノリノリで話した。

10月ながら、今年初のテレビ出演となった2人。「今後はネタ番組、バラエティ番組に呼ばれたい。見せたことがないネタがいっぱいある」と夢広がる中、田所が「コンビ名がライスなので、グルメレポートも良いですね」と目を輝かせると、関町も大きく頷き、最後に「お仕事くれ~い!」と、一発ギャグで今後の活躍を熱望していた。

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