寺尾聰主演『仰げば尊し』すい臓がん、元問題児の留学…揺れる吹奏楽部の行方は

公開: 更新:

寺尾聰主演の連続ドラマ『仰げば尊し』(TBS系列、毎週日曜21:00~)第6話が、8月28日に放送。

本作は、実在した高校・神奈川県立野庭高等学校の弱小吹奏楽部が、たった一人の教師のもと、全国の頂点“音楽の甲子園”を目指した奇跡の実話「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」(石川高子・著/三五館・刊)に脚色を加え、オリジナルドラマとして描くヒューマンドラマ。荒廃した美崎高校を舞台に、事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者・樋熊迎一(寺尾)が、夢を失いはみだした問題児や、元プロミュージシャンが教育現場へ足を踏み入れることに反対する教師・父兄と対峙し、決して楽ではない道程を歩む姿を描いていく。

第5話の終盤では、樋熊はすい臓がんと診断されてしまい、その後自宅で倒れてしまう。一方木藤良(真剣佑)は、自らの将来にかかわる音楽留学を取るか、吹奏楽部の仲間たちと全国大会を目指すのか迷っていた。

[第6話あらすじ]樋熊が搬送された病院で「すぐに手術をしてほしい」と切望する娘・奈津紀(多部未華子)。しかし、樋熊は「吹奏楽の地区大会を前に手術をして退院できなくなるのは避けたい」と、手術をしない治療法を選択する。また、大会を前に不安を抱える生徒たちに心配をかけないように、病気のことは伏せておくよう頼む。

そんなある日、樋熊は、教師の新井(尾美としのり)から「木藤良の留学願書の締切りが近い」と聞かされる。樋熊が奈津紀と共に木藤良を訪問し話を聞くと、全国大会の日程と留学受験が重なるも、仲間と共に全国大会を目指したいと気持ちを明かす。しかし、樋熊は「留学に未練があるのでは?」と木藤良に問いかける。

PICK UP