中谷美紀、独身アラフォーの婚活ドラマ主演に「やっと私の時代が来た!」

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4月15日スタートの新ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系列、毎週金曜22:00、初回は15分拡大スペシャル)の完成披露試写会が11日に都内で行われ、主演の中谷美紀をはじめ、藤木直人瀬戸康史大政絢徳井義実が出席した。

本作では、水野敬也による恋愛マニュアル本「スパルタ婚活塾」を、オリジナルドラマとして脚色。晩婚化、非婚化が進む現代を舞台に、独身・容姿端麗・年収1500万の女医で“上から目線”なアラフォーヒロイン・橘みやび(中谷)と、超ドSな自称“恋愛スペシャリスト”の十倉誠司(藤木)が繰り広げるスパルタラブコメディとなっている。

ショッキングピンクのドレスで登場した中谷は「私も常々“結婚しないだけだ”と標榜していたので、ドラマのことを聞いた時は“やっと私の時代が来たな”と思いました」と挨拶。しかし、企画所をよく読んだところ「“その考えは間違っている”と言われているような気分になりました(笑)。嫌味を言われ、馬鹿にされているような気がしたのですが、その反面、大声で爆笑してしまうくらい面白かったです」と複雑な心境を告白し、「ドラマや視聴者の皆さんと共に、私自身も成長していきたいです。女性らしさに磨きをかけ、素敵な出会いに恵まれるように頑張ります」と自身の幸せを誓った。

もともと原著者である水野のファンだったという藤木は「(恋愛指南をする役なので)セリフ量が多かったのですが、覚えること自体が楽しかったです」とニッコリ。一方で「初対面のみやびに“お前”と言ったり、話数が進むにつれて“ブス”と言ったりする、口が悪い役どころなので、多くの女性を敵に回すかもしれません。でも、あくまで役なので……(笑)」と心配そうな表情を見せた。

そして、みやびの営むクリニックに出入りするデリバリーボーイで、そのルックスと愛嬌から“フェアリー男子”と称される橋本諒太郎を演じる瀬戸は「僕自身は“ペンギン男子”。ペンギンは鳥なのに、自分が飛べないことをわかって生きています。僕も常に“あの人には適わないな”と思いながら生きています」と謙虚にコメント。みやびのクリニックの看護師で、精力的に婚活している野村梨花役の大政は「今の20代は結婚に対して安定を求めると言われていますが、私もとても共感できます」と堅実思考をアピール。みやびが高校時代に思いを寄せていた同級生で、久々の再会を機に再びみやびから恋愛対象にされる商社マン・桜井洋介を演じる徳井は「中谷さんに惚れられる役だと聞いた瞬間、“やる!”と食い気味に返事をしました。身に余る光栄な役どころです」と、中谷との共演を喜んだ。

また、各話で紹介される恋愛論について聞かれた藤木は、一呼吸置いてから「ここまでオトコの本音を見せてしまって良いのかと思いました。全てが僕に当てはまるわけではないのですが、なるほどと思いました」とコメント。すると、徳井がすかさず「藤木さんはイメージもあり、あまり辛辣なことは言えないと思いますので、僕が代わりに言わせて頂きますと、ドラマで紹介されているのは全てオトコの本音です!」と断言し、客席を盛り上げた。

最後に、中谷は「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです!」と声高らかに宣言。現在独身である司会の出水麻衣アナウンサーから「周囲の視線を感じたり、変に気遣われたりして傷つく時があると思うが、どのように乗り越えて行けばいいか」と尋ねられると「残酷な質問だ」と嘆いてみせ、「みやびと同様、私も好きな時に旅行に行き、好きな時に好きなものを作って食べ、好きな時に外食をして、自由に独身生活を楽しんでいたんです。なのに、いつの間にか皆さんが哀れみの目で見てくるようになりました。これはどういうことなのか逆に聞きたい」とぼやいていた。

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