電気代月200円、風呂1日おき、食事は干し野菜…元記者の節電生活から学ぶ“暮らしのヒント”

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4月1日より、いよいよ電力自由化がスタート。これまで電力供給事業は、各地域の電力会社が独占していたが、この度各企業が参戦したことで、消費者が自由に供給会社を選ぶことができるようになった。4月3日(日)23時放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)では、1ヶ月の電気代が200円代というユニークな“節電生活”で注目を集める元新聞記者・稲垣えみ子(51歳)に密着する。

一度見たら忘れられない大きなアフロヘアーがトレードマークの稲垣は、昨年まで大手新聞社の論説委員や編集委員を歴任。今年1月に退職した後、これまで住んでいた高級マンションから築45年のこぢんまりとしたワンルームマンションに引っ越し、念願の新生活を始めた。

稲垣の名が一躍世間に広まったのは、新聞社を退職する1年前から担当していたコラムで、電気をほとんど使わない生活を綴ったことがきっかけだ。東日本大震災を機に「人はどれだけ電気を使わずに生活できるのか」と考えるようになった稲垣は、冷蔵庫のプラグを抜き、冷暖房を使わない生活に挑戦している。冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、掃除機といった主要な家電は全てなし。電力の契約アンペア数も見直したことにより、1ヶ月の電気代は200円代を記録。さらにガスはもともと契約しておらず、水道も1ヶ月1立方メートルしか使用していない。

食事は、1日2回自炊しているが、冷蔵庫がないため、ベランダで干した野菜や自家製の梅干し、ぬか漬けなどをフル活用している。これで、驚くほど美味しいご飯が食べられるという。一番の娯楽は、2日に1度の銭湯通い。節約するためではなく、自ら築き上げた“生活の美学”から来る行動だ。「目指すは、江戸時代の人々のような暮らし」だと語る稲垣。番組では、そんな稲垣から、現代日本人にとっての“暮らしのヒント”を探っていく。

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