大友康平が「さすがに驚いた」と語る、綾瀬はるかの天然っぷり

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歌手でタレントの大友康平が、2月12日(金)に放送される、綾瀬はるか主演の連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列、毎週金曜22:00)第5話にゲスト出演することがわかった。

本作は、英国のベストセラー作家カズオ・イシグロが2005年に発表、同国内で100万部を超える大ヒットとなった同名小説を、舞台をイギリスから日本に置き換えてドラマ化。臓器提供者という運命を背負った恭子(綾瀬)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)が、絆を求め、人を愛することで生きる希望を得ようとするヒューマンラブストーリーとなっている。

恭子たちの新たな生活場「コテージ」が舞台の第5話では、使命である“提供”が開始されるまでのわずかな期間、自由が許されている彼らが、自身がこの世に創り出された意味を追求。ある日、街で美和によく似た女性を見かけたという情報を聞いた恭子たちは、その女性が美和のルーツかもしれないという微かな望みを抱き、早速探しに行く。

大友が演じるのは、ロカビリーシンガーだった過去を持つ古着屋の店長。閉ざされた世界で生きてきて、外の人々との関わりが少なかった恭子と友彦が、初めて人の温かさに触れるという象徴的なシーンで登場する。

大友は「想像を絶する世界観である問題作を、テレビドラマを通して再び世に問いかけるというのは、ある意味すごい冒険だと思います。先行きが不透明な時代に、あえて波紋を投げかけるアプローチには勇気をいただきました」と語る。演じる役柄については「ロカビリー=ロック=不良という図式が思い浮かびました。普通の社会に収まりきれず生きてきた、いわばアウトロー的なイメージ、つまり一般人と同じような感覚は持っていないタイプだろうと。偏見や色眼鏡で物を見ることをしない人だろうと思いました。劇中である“カード”を見て“彼ら”だと瞬時に気づきますが、すぐに平静を取り戻し、さらに感謝の意を表すあたりは“本当の自分”ではなかなかできないことです。素敵な店長だと思います」と紹介した。

撮影で、監督からアイディアを求められた大友は、すぐに応えて柔軟な演技を披露。また、非常に明るく、初共演する綾瀬や三浦ともすぐに打ち解け、現場の空気は一気に和やかになったという。「綾瀬さん、三浦さん、水川さんが三人三様に役作りをして体当たりで演じている姿には頭が下がりました。皆さんすごい役者根性を持っているのだと感心させられました」と振り返ったほか、初対面の三浦については「現場で会った時、真面目な方なのだろうと思いました。出演シーンのことで頭がいっぱいのようだったので、とにかくリラックスな雰囲気が作れればと思い、軽くボケてしまいました。ギャグを拾っていただき感謝です(笑)」とコメント。さらに、プライベートで綾瀬の天然ぶりに絶句したエピソードを告白。「一度、レストランで偶然お会いしたことがあります。“昔、ホットドッグというバンドをやっていたんだよ”と話したら、すぐお母さんに電話して“ねえ、ホットドッグっていうバンド知ってる?”と聞いていた時には、さすがに驚きました。素顔と演じている時のギャップが最高ですね」と明かしていた。

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