小田和正、和田唱との共演に「ようやく実現」と感激『クリスマスの約束2015』

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シンガーソングライター・小田和正によるクリスマス恒例のコラボレーションライブ番組『クリスマスの約束2015』(TBS系列)が、12月24日(木)23時53分より放送。11月下旬、小田の地元・横浜の赤レンガ倉庫にて収録が行われ、小田と仲間たちが豪華な演奏を披露した。

2001年の放送開始以来、深夜帯にもかかわらず常に高視聴率をマークしている同番組。これまで2度にわたり月間ギャラクシー賞を受賞、さらに放送文化基金優秀賞を受賞しており、「放送業界屈指の音楽特番」に値する番組のひとつと言われている。15回目を迎える今年は、JUJUスキマスイッチ(大橋卓弥・常田真太郎)、仲宗根泉(HY)、根本要(STARDUST REVUE)、松たか子水野良樹(いきものがかり)、和田唱(TRICERATOPS)といった面々がゲスト出演した。

ステージ中央のグランドピアノの前に着席した小田は「昭和の楽曲はナイーブでした。いろいろなことが懐かしく思えます。皆さん、今夜はリラックスして聴いてくださいね」と微笑み、かぐや姫の名曲「なごり雪」を披露。続いて全ゲストを迎え入れ、男女混成の10人組フォークグループ、ニュー・クリスティ・ミンストレルズの「TODAY」をしっとりと歌い上げ、場内を温かい空気で包み込んだ。

また、今回が初登場となる仲宗根は、小田と共にHYの名曲「366日」を、『クリスマスの約束』を小田と一緒に支え続ける仲間たち・通称「小委員会」(メンバーは小田、スキマスイッチ、根本、水野)の面々は、ビートルズの「Hello Goodbye」のカバーをはじめとする名曲を披露。『クリスマスの約束』を支える女性ボーカリスト・松とJUJUは、それぞれ唯一無二のボーカルを全面に出し、小田が「新たな魅力が見えるはず」という楽曲を歌唱し、観客を酔わせていた。

そして、小田と8月からマンツーマンで向き合っていたのは、2011年に続いて2度目の出演となる和田だ。小田と机を挟んでギター1本で練習を始め、来る日も来る日も練習を繰り返した結晶が、この日のセッションだという。TRICERATOPSが好きだったという小田は、2009年秋に行われたギタリストのためのイベント「レジェンドオブマスターピース」にて、和田がフランクシナトラを“まことに見事に歌っていた”のを見て「いつか一緒に歌ってみたい」と熱望していたという。「ようやく実現した」と語る小田は、和田を「何でもよく知っているし、覚えるのも早いし、ギターもうまい」と大絶賛。そんな和田は「誘っていただいて光栄です。嬉しいです」と語り、笑顔を見せていた。

収録を終え、阿部龍二郎プロデューサーは「小田さんがいつも言っている“練習は裏切らない”の信条そのもの。日本一クオリティの高い音楽番組になったと思います。打ち震えました!」と感動で震えていた。

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