『吉田類の酒場放浪記』東京・田無「だるまさん」元競輪選手のセンスが光る逸品料理の数々

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酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。11月2日の放送回では、東京・田無にある焼鳥店「だるまさん」を訪れた。

再開発された北口とは対照的に、昔ながらの風情が残る、田無駅南口。駅前から徒歩30秒ほどのビル2階に位置する「だるまさん」は、昭和56年に初代が始めたもつ焼き店が始まりだ。

カウンターと長卓が置かれた空間は、つい長居をしてしまいそうになるほどの心地良さ。元競輪選手の二代目が考案したメニュー・トンツクネは、軟骨の食感を蓮根で再現した、アイデアが光る一品。また、人気の白モツと大山鶏雑炊は、西東京市商工会が、各店こだわりの一品「一店逸品」に認定したほどの絶品。店の自信作ゆえ、これは外せない。

吉田は白ホッピーで乾杯すると、まずは白モツとトンツクネを堪能。さらに、ナス、オクラといった無農薬の生野菜を特製みそで味わう。そして、青いままの夏みかんを入れたトリスハイボール。続いて登場した、ゆで落花生は、塩を入れなくても味があり、香り高い。シメの大山鶏雑炊は「コクがありますね。しつこくなくあっさり入ってきます。非常にさわやか」と絶賛していた。

最後に吉田が、早い時間からほぼ満席の店内に向かって杯を向けると、全員が元気に「乾杯!」と唱和。吉田は「このパワーですよ。思いっきり元気になりました。(店主は)元競輪選手ということですが、お料理のセンスがいいです」と、笑顔で店を後にした。

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