元「劇団四季」同期の石丸幹二&堀内敬子、退団後初共演でデュエット披露

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俳優で歌手の石丸幹二が、「劇団四季」時代の同期である堀内敬子と、退団後初となる共演を果たす。9月4日(金)放送の連続ドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系列、毎週金曜22:00)にて、デュエットを披露することがわかった。

同作は、主演の芳根京子演じる、表参道高校に転入してきた合唱好きのヒロイン・香川真琴が、廃部寸前の合唱部を立て直し、歌の力でミラクルを起こす青春ホームコメディ。芳根をはじめ、志尊淳、吉本実憂、森川葵、堀井新太、高杉真宙、萩原みのり、泉澤祐希といった次世代のスター俳優がフレッシュな演技を見せるほか、神田沙也加、城田優、そして堀内といったミュージカルでも活躍し、歌唱力に定評のある俳優陣が脇を固めている。

石丸は、東京藝術大学・音楽学部声楽科在籍中に、堀内と時を同じくして劇団四季に入団。「オペラ座の怪人」で華々しくデビュー、以降「ハムレット」「美女と野獣」などに主演し、劇団の看板役者として活躍。退団後は、日曜劇場『半沢直樹』など数多くのドラマに出演している。一方の堀内も、劇団四季在籍時、「美女と野獣」「ウェストサイド物語」「エビータ」などの名作でヒロインを演じ、退団後も数々の舞台に出演。「コンフィダント・絆」などの演技では第33回菊田一夫演劇賞を受賞、さらに三谷幸喜作品にも多数出演する実力派女優だ。

今回、石丸は、真琴の母・美奈代(堀内)の高校時代の同級生、内田勇輝役でゲスト出演。夫・雄司(川平慈英)と離婚寸前である美奈代の前に突然現れ、容姿・学業・人望すべてを兼ね備えた理想の男性として、その心を揺さぶるという役どころだ。オファーを受けた時の心境について、石丸は「偶然見たドラマのダイジェストで、部員役の子たちがJUDY AND MARYの“Over Drive”を合唱しているシーンがあったので、思わず何度も聞き返してしまいました。しかも、ドラマへの出演依頼が来る前の話です。お話をいただいた時は、“これは運命かもしれない!”と思いました(笑)」とコメント。ドラマについては「まるでミュージカルのようです。合唱は心をひとつにして歌うもの。生徒たちが(歌を通して)目的に向かうドラマなんて、これまで日本にはなかったと思います。歌の技術も必要なのに、毎週新しい曲にトライしているのは素晴らしいことです」と絶賛する。

先日行われた撮影では、石丸が「大きな古時計」を披露し、その歌声に寄り添うかのように堀内も歌声を重ねると、その素晴らしいハーモニーに「まるでミニミュージカルのよう」と大きな拍手が起こったという。石丸は「ドラマでこんな経験ができるなんて……。楽しく、しかし真剣にコーラスできる。僕にとってこの現場は絶好の場所。気持ち良く歌うことができました」と振り返る。また、劇団四季時代に何度もデュエットをしたという堀内について「堀内さんとは、同じ釜の飯を食い、劇団に育ててもらった仲。堀内さんは、当時10代だったと思います。何年も会っていなかったのですが、お互いにせりふと歌の掛け合いをした時に、本当に阿吽の呼吸がつかめ、感動すらしました。当時の天真爛漫さ、妖精のような魅力を今でも持ち続けていますね」と語っている。

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