唐沢寿明、限界集落を救う破天荒な公務員に!新ドラマ『ナポレオンの村』放送決定

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俳優の唐沢寿明が、7月スタートの日曜劇場『ナポレオンの村』(TBS系列、毎週日曜21:00)で主演し、限界集落を立て直す破天荒な“スーパー公務員”を演じることがわかった。

同ドラマは、限界集落を蘇らせた石川県羽咋市役所の職員・高野誠鮮氏の著書『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』(講談社刊)を原案に、過疎地の地元自治体に単身赴任してきた公務員が、役所の面々や村人たちと交流し、日本に新たな希望を見出す可能性を秘めた限界集落を立て直す姿が描かれたオリジナル作品。

唐沢が演じるのは、類まれな行動力と奇抜なアイデアを武器に、過疎地・星河市神楽村に改革を起こす東京都庁の職員・浅井栄治。唐沢は「過疎化という現実に起きている問題をテレビドラマで扱うというのが、とても面白いと思いました。どんな方法で解決するのかドラマとしてどう表現していくのか興味があります。掴みどころがなくて考えの読み難い浅井が、最終回までにどう変わっていくのかも興味深いです。楽しみながら演じられれば」と意気込みを語る。

また、浅井の相棒となる星河市役所農林商工課職員・岬由香里役には、19年ぶりにTBSの連続ドラマに出演する麻生久美子が決定。唐沢とは10年以上の時を経た久々の共演だという麻生は「唐沢さんの共演もとても楽しみにしていました。いろいろと勉強させていただきます。村が抱える問題がどう解決されていくのか気になりますし、登場人物の人間関係がどう変化していくのかも楽しみです」と期待を寄せる。

さらに、浅井の幼なじみで一番の理解者・戸川真人役に山本耕史、浅井の上司となるも彼のプロジェクトを邪魔しようと画策する星河市役所農林商工課の課長・山田大地役にムロツヨシ、村で絶大な影響力を持つ長老的存在の神社神主・菰田孝三郎役にイッセー尾形、そして困窮した財政を立て直すために神楽村の廃村を陰ですすめており、浅井をさまざまな方法で妨害する星河市のイケメン市長・福本純也役に沢村一樹が、それぞれ決定している。山本は「大人はもちろん、若い人たちにも興味を持ってもらえると思いますし、子どもたちにもヒーロー物を見るように楽しんでもらえると嬉しいです。唐沢さんとの共演は23年ぶりで、当時から憧れていました。今回は年の離れた幼なじみという設定なので、より素敵な関係性が築ければ」とコメント。ムロは「村が抱えている大きな問題に対し、僕が演じる山田は関わっているのにも関わらず諦めている。そんな村にひとりの救世主が現われて元気を取り戻すサクセスストーリーを、ぜひ楽しんで見ていただければ」と、沢村は「浅井がどんな邪魔をされてもピンチをチャンスに変えていく姿は“自分にもできるんじゃないか”という勇気をくれると思います」と、それぞれ語っている。

4月下旬には、唐沢、麻生、山本、ムロ、沢村の5人が劇中に登場する棚田を訪れ、役作りの一環とヒット祈願を込めて田植え体験を行ったという。小一時間ほどの作業を終えた唐沢は「本当は(農家の方がするように)きちんと作業したら大変なのでしょうが、僕らがやった棚田2面までの広さなら、慣れてくるにつれて楽しくなってきました」と述べ、麻生も「土いじりが好きなので、もっと続けたいくらい楽しかったです」と笑顔を見せた。

高橋正尚プロデューサーは「ガキ大将がそのまま大人になったようなアイデアあふれる主人公・浅井は、“まるで素の唐沢さん!?”と思うほどハマっています。何の取り柄もないと、自分自身を信じられなくなる瞬間は誰にでもあるはず。そんな時、どんな逆境に立たされても諦めずに突き進む主人公がきっと勇気をくれます。合言葉は、あの英雄・ナポレオンの言葉から……“この村に、不可能はない!”」とPRしている。

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