小栗旬“天海”が家族や居場所を失う姿に「散々で辛い」

公開:

小栗旬が主演を務める日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(TBS系、毎週日曜21:00~)の第4話が、11月7日に放送。信念を貫いた結果、多くのものを失った小栗演じる環境省の官僚・天海啓示の姿に、ネット上では同情の声が寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」を現代風にアレンジ。2023年の東京を舞台に、沈没という未曾有の危機に立ち向かう人々の姿を描いていく。

椎名実梨(杏)、天海啓示(小栗旬)
椎名実梨(杏)、天海啓示(小栗旬)

週刊誌サンデー毎朝の記者である椎名実梨()が「関東沈没の可能性」を自社の毎朝新聞の記事として世に出したことにより、段階的に情報開示を進めるという日本未来推進会議の計画は頓挫。総理大臣の東山栄一(仲村トオル)は椎名を呼び出して問い詰めるが、椎名は逆に総理が会見を開くべきだと主張する。天海の進言もあり、東山は関東沈没に関する会見を開くことを決意。ただ、沈没の時期や確率に踏み込まない総理の会見に、地震学者の田所雄介(香川照之)はいら立ちを覚えていた。

田所は天海が手配した情報番組に出演し、「半年以内に確率70%で関東が沈没する」と明言。田所の指摘を受けた東山の発言もあり、日本中に様々な影響が出はじめていた。平均株価は大幅な下落を記録し、関東地区の一斉休校が決定。企業の一時避難や住民の自主的な避難もスタートする。

常盤紘一(松山ケンイチ)、天海啓示(小栗旬)
常盤紘一(松山ケンイチ)、天海啓示(小栗旬)

2か月以内に関東の住民の避難が完了する目処が立ち、首都機能も札幌へ分散することが決定。新聞に記事が出たことで、危機対策が一気に動き出したことにホッとした天海は、椎名にお礼を言う。しかし、2人が一緒にいたところを目撃されてしまい、天海が関東沈没の情報を椎名にリークしたことが東山の知るところとなってしまう。

東山は官邸に呼び出した天海を叱責。「私は君を信用できない」と出ていくように命じる。さらに、友人だった経済産業省の官僚・常盤紘一(松山ケンイチ)からも「リークしていない」と嘘をついていたことを責められ、「お前にとって俺はその程度の人間なんだな」と言われてしまう。日本未来推進会議を離れることになった天海は、福岡にバスで避難することになった妻の香織(比嘉愛未)や娘の茜(宝辺花帆美)を見送りに行く。そこで香織の新しいパートナー・野田満(瀧川鯉斗)に一礼し、署名と捺印した離婚届を香織に渡すのだった。

田所雄介(香川照之)、天海啓示(小栗旬)
田所雄介(香川照之)、天海啓示(小栗旬)

妻や娘を見送った後、同じく母の和子(宮崎美子)を見送った椎名と偶然会った天海は、リークしたことが露見し、環境省も辞めることになると伝え、それでも「後悔することはない」と心情を吐露。そして、椎名が「天海さんが正しいと思うことをするためには、どこででもやれることはあるはずです」と伝えた瞬間、地面を大きく揺らす地震が発生する。

友人や家族、居場所までも失った天海の姿に、ネット上では「かわいそうすぎて苦しい」「散々で辛いなぁ」「家族を見送る姿が切ない」「娘との別れのシーンでグッときた」などのコメントが寄せられた。

次回、第5話は11月14日放送。恐れていた関東沈没が始まり、沿岸部にいた天海と椎名も被害を受ける。

画像ギャラリー

PICK UP